【BCフィリー&メアターフ予想2021】川田騎手、国内有力馬と引き換えのアメリカ遠征は実を結ぶか?

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今週は日本の中央競馬はG1シーズンの谷間となりますが、アメリカのデルマー競馬場には日本馬が集っており、馬券発売も実施されることとなっています。

今回その中でも勝ち負けの期待が高いのが、ブリーダーズカップフィリー&メアターフに川田騎手とともに出走するディープインパクト産駒のラヴズオンリーユーです。

騎乗する川田騎手としても、帰国後2週間が隔離期間となるため、翌週のエリザベス女王杯に出走予定のレイパパレへの騎乗や、今週乗れたはずの有力馬への騎乗を絶ってのアメリカ遠征だけに、思いも相当なものではないでしょうか。

サクソンウォリアーをはじめ欧州ではディープインパクト産駒の活躍が当たり前ともいえるくらいの結果を残していますが、アメリカではまだまだといったところです。

元をたどればディープインパクトの父サンデーサイレンスはアメリカで走っていたこともあり、孫娘が本場アメリカのG1に有力馬として出走できるのは、凱旋ともいえるかもしれません。

ライバルになりそうな馬を見渡すと、勢いが止まってしまったものの、大崩れはせず2,3着はキープできているガリレオ産駒のラブがあげられます。アイルランドのオブライエン厩舎の管理馬ということもあり、厩舎主戦で日本でもおなじみのライアン・ムーア騎手が騎乗予定となっています。

また、3歳牝馬からはシーザスターズ産駒で現在2連勝中と勢いのあるティオーナも現在鞍上未定ですが、出走なら斤量54.5kgと軽いこともあり侮れないライバルとなりそうです。

日本馬にとって高い壁となっているケンタッキーダービーをはじめ、なかなかアメリカのトップクラスと互角に渡り合うのはこれまでできていませんが、アメリカンオークスでは古くはシーザリオが圧巻の走りを見せているように、ハイレベルな日本の牝馬ならアメリカでも勝ち負けできると思われるだけに、日本馬初のフィリー&メアターフ制覇、また川田騎手にとってもアメリカのG1初制覇なるか、注目したいところですね。