JRA京王杯2歳S(2020)は素質を秘めた“あの馬”の激走に期待

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各馬の評価が難しい2歳戦の京王杯2歳S。シンプルに、少ないキャリアながらもこれまでのレースで一番印象に残った走りをした馬から狙っていきたいと思います。

今回最有力視しているのは、マツリダゴッホ産駒の2歳牝馬リンゴアメです。6月に函館の1000mでデビューし、3番手から進めて直線は外へ大きくよれながらも洋芝で圧巻の33秒5の末脚で差し切り、57秒3の好時計で快勝しました。

続く前走の函館2歳Sでも4番手から追走し、道中はフラつきながらも最後の直線は35秒8の末脚で伸びて快勝。荒削りの競馬ではありましたが、速いペースを好位で流れに乗り、タイミングよく抜け出して粘り切っており、遊びながらの競馬でも末脚はしっかりしています。今回初の1400mとなりますが、1200mの前走は押していきながらの追走でも余力ある勝ちっぷりで、距離延長はこなせそうな気配がありました。

仕上がりの速いマツリダゴッホ産駒ということで早熟タイプの可能性もありますが、そうだとしても今はまだ走れる時期ですし、久しぶりの活躍馬ということで個人的にも応援したい1頭です。

精神面の幼さや、初の左回りの不安、血統的にはやや早熟タイプの可能性ありと不安要素はありますが、まだ底は見せておらずメンバーの中では一番楽しみな1頭ということで、リンゴアメを本命軸馬として勝負したいと思います。