JRA小倉記念(2021)は“雨”が歓迎のアノ馬!

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小回りの小倉でのハンデ戦ということもあり毎年難関なレースですが、10頭立ての少頭数で天候も大雨続きということで、開幕週からさっそく一波乱ありそうな気配が漂っています。

上位人気には良馬場しか経験してないファルコニアや、時計のかかった小倉大賞典で大敗しているヴェロックスなどがおり、道悪では不安要素がつきまといます。タフな馬場の適性を重要視して狙うなら、時計のかかる七夕賞で3着に好走したショウナンバルディでしょう。

父は欧州でG1を勝ったキングズベスト、母父は豪州でG1・4勝のリダウツチョイスという欧州血統で、力のいる馬場はこの馬向きと言えます。

3走前の都大路Sを逃げて3着、2走前の鳴尾記念は番手追走から2着に粘り込んでおり、先行押し切りがこの馬の持ち味です。切れる脚はありませんが先行力はあるので、ペースが落ち着けばそのまま押し切れる力はあります。

小倉は2戦2敗と結果を残せていませんが、いずれも先行できずに後方からの競馬となった点が要因と考えて良さそうです。ただ、3走前の都大路Sと2走前の鳴尾記念は逃げと先行で3着に好走してますが、前走の七夕賞は中団から差して3着に好走しており、ここへ来てようやく本格化してきた印象です。

今回道悪は他馬が苦にするぶんプラスとなりそうで、ここ3戦は高いレベルで安定しているので、充実期に入ったと見て好勝負に期待したいと思います。ということで本命はショウナンバルディです。

続いて対抗ですが、こちらもタフな馬場での好走歴が魅力な馬を選出したいと思います。その馬は前走小倉の不知火Sを勝ち上がってきたダブルシャープです。

小倉は5戦して2勝、2着2回と好成績で、昨年は小倉1800mの壇之浦特別を重馬場で勝っており、ダートの出走経験がある点も魅力です。時計のかかる小倉はベスト舞台と言って良さそうです。今回は重賞としてはメンバーも薄く、3勝クラスで勝ち上がってきた同馬も上位人気の一角に推される可能性が高いですが、雨の小倉なら外せない1頭として有力視したいと思います。

ということで今年の小倉記念は、本命ショウナンバルディ、対抗ダブルシャープという予想で勝負したいと思います。