JRA共同通信杯(2021)の“本命”と“対抗”は?

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今年のクラシック勢力図を把握していく上で見逃せない一戦となる共同通信杯。今年も多くのクラシック候補が集まりました。

中でも注目しているのが、ステラヴェローチェです。東京マイルのサウジアラビアRCを3馬身差の圧勝、続く阪神マイルの朝日杯FSでは上がり最速33秒5の脚で2着に好走しました。

2走前のサウジアラビアRCの時点ではそこまで有力視していた馬ではありませんでしたが、前走の朝日杯FSの内容を高く評価し、今回は本命視させていただきたいと思います。

サウジアラビアRCは完勝とは言え展開が嵌った感もあり、馬場についてもタフな馬場でパフォーマンスをあげていたので、軽い馬場でも持ち味が発揮できるのかなど未知数な部分が多かったため、能力についてはまだ疑っている部分がありました。

しかし、前走の朝日杯FSでは、緩みのないハイペースにしっかり対応して上がり最速33秒5の脚を披露して2着に好走と、強い競馬を見せてくれました。

今回は少頭数でスローの切れ味勝負が濃厚。後ろすぎると取りこぼす可能性も当然ありますが、前走見せた末脚は瞬発力勝負で遅れを取りそうな心許ない末脚ではありませんでしたし、それならむしろ1勝馬が早い上がりに対応できるかの不安の方が大きいと感じます。

未知数な馬が多い中では一番信頼がおける馬ということもあり、今回はステラヴェローチェを本命視したいと思います。

次に相手ですが、有力視しているのは、東京マイルの新馬戦を快勝した1勝馬のレフトゥバーズです。18頭立ての多頭数を後ろめのポジションから進め、直線は馬群の中から外へ出されると、上がり最速33秒4の脚を披露し、後続に3馬身半の差を付けて快勝という強い内容の競馬を初戦から見せてきました。

400kg前半と小柄な牝馬で、土曜メインのクイーンCの方に登録していたのでこちらでの購入を考えていましたが、除外となり共同通信杯への参戦が決まりました。相手を考えるとクイーンCより断然買いにくくはなったものの、前走のインパクトが強いのでここでも有力視したいと思います。妙味は増したと考えれば狙い目のおいしい1頭とも言えそうで、馬券的にも楽しめる馬ではないでしょうか。

ということで今年の共同通信杯は、本命ステラヴェローチェ、対抗レフトゥバーズという予想で勝負したいと思います。