【端午S予想2021】上位人気に厳しいレース。前走大敗のワーズワースに追い風か

記事「【端午S予想2021】上位人気に厳しいレース。前走大敗のワーズワースに追い風か」のサムネイル画像

日曜阪神10レースに組まれている3歳オープンのダート別定戦・端午Sは、2勝馬が多く揃い、例年よりハイレベルなレースが期待できそうな一戦となっています。フルゲート16頭に対して18頭の登録があり、1勝馬であるミコブラックとタマモヒメギミが除外対象となりました。

加えて前走1着からの参戦が多く、人気も割れそうなメンバー構成となっていますが、オープン戦で既に実績を残しているミッキーアイル産駒のデュアリストや、マクフィ産駒のルーチェドーロ、ホッコータルマエ産駒のレディバグあたりはダート1400m実績も残しているだけに、馬券検討には欠かせないところかもしれません。

混戦模様ということもあり、単勝に妙味がありそうな1頭として注目したいのが、リオンディーズ産駒のワーズワースです。療養中で戦線離脱していた武豊騎手とのコンビで今回は挑む予定となっています。

デビュー戦は戸崎騎手が騎乗し、3番手から抜け出す競馬で3馬身差をつける楽勝で、続く1勝クラスでは後方待機策から末脚爆発でのクビ差勝利と、自在性のある競馬が魅力となっています。

また血統面をみても、半兄のカシアスは函館2歳S勝ち馬で、京王杯2歳Sでも2着に入る実績を残しており、1400mという舞台設定も合っているように思えます。

前走のニュージーランドトロフィーでは初めての芝コース、かつ中山競馬場への遠征も堪えたのか、15馬身差の13着大敗を喫していますが、阪神のダート1400mは1勝クラスを卒業した舞台ということもあり、改めて見直したいところです。

過去5年のデータをみると、1, 2番人気馬がいずれも馬券圏内に入っていない鬼門のレースとなっており、前走大敗で人気を落とすであろうワーズワースにとっては追い風といえるデータかもしれません。