【福島中央テレビ杯2025予想】混戦模様のハンデ戦　脚質と世代がカギを握る

今週土曜の福島競馬メインは、芝1200mで行われる4歳以上2勝クラスのハンデ戦「福島中央テレビ杯」。

過去3年のレースはすべて別定戦として行われており、傾向は参考程度となるものの、1番人気馬はすべて連対を逃している。2番人気と3番人気が1勝ずつ挙げているが、人気通りには決まりづらい傾向が強く、特に1番人気馬の信頼度は低い点に注意が必要だ。

さらに、3着には二桁人気の伏兵が食い込むケースも見られ、波乱含みの一戦といえる。一方で、世代別の成績に目を向けると、6歳以上の馬が過去3年で3着以内に一度も入っていないというデータがある。

今年の登録馬では、1勝クラスからの連勝を狙うロードカナロア産駒の6歳牡馬アドマイヤジェイ、そして2勝クラスで3戦連続2着の実績を持つザファクター産駒の6歳牝馬ワンダーキサラがこの条件に該当する。いずれも上位人気が予想されるが、年齢面のデータ上では不安要素が残る。特にワンダーキサラについては、過去3年で牝馬の勝利例がない点も懸念材料だ。

一方、注目すべき存在は、福島芝への適性が高まりつつあるビッグアーサー産駒の4歳牡馬ビッグドリーム。このクラスで9着、5着と着実に前進しており、今回は休み明け2戦目での上積みが見込まれる。前走はプラス10kgとやや太め残りだっただけに、絞れて出走してくるようであれば、狙い目として面白い一頭だ。

展開面では、前走の福島芝1200mで1番人気に応えて逃げ切ったドゥラメンテ産駒の5歳牡馬アイノセンシが主導権を握る可能性が高い。中1週というローテーションは懸念材料だが、展開がハマれば連勝の可能性も十分ある。

福島中央テレビ杯は波乱の要素が多く、年齢、性別、そして展開を左右する脚質といった複数の観点から馬券戦略を立てたい一戦だ。