【福島牝馬ステークス2025予想】中山牝馬組VS小倉牝馬組、今年の主役は誰だ?

今週日曜、福島競馬場のメインレースとして組まれているのは、芝1800mで行われる4歳以上の牝馬限定G3「福島牝馬ステークス」だ。1着馬にはヴィクトリアマイルへの優先出走権が与えられる重要な一戦ということで、本番を見据えた実力馬たちが今年も集結した。
過去10年のデータでは、前走・中山牝馬ステークス組が【6-6-2-47】と、分母の大きさを差し引いても非常に優秀な成績を残している。今年もこのローテーションに該当する馬には注目が集まる。
中でも注目は、ルーラーシップ産駒の4歳牝馬・ホーエリート。前走の中山牝馬ステークスで2着と好走しており、今回は戸崎騎手から原優介騎手への乗り替わりで挑む。原騎手はフラワーカップ2着、オークス10着とホーエリートとともに人気以上の結果を残しており、久々のコンビ復活で結果が求められる正念場となる。
昨年のヴィクトリアマイルにも出走したベーカバド産駒の6歳牝馬・フィールシンパシーも、中山牝馬ステークスからの参戦。前走は5着に好走しており、主戦の横山琉人騎手との継続騎乗で、今回も安定感ある走りに期待がかかる。
人気の盲点となりそうなのが、ニシケンモノノフ産駒の5歳牝馬・ペイシャフラワー。前走は逃げて11着と崩れたが、オープン昇級後は苦戦続きの中でも、中5週のローテでは2勝を挙げており、条件がかみ合えば一発があってもおかしくない。鞍上には手綱を熟知する永島まなみ騎手が予定されており、展開次第で馬券圏内の浮上も十分可能だ。
今年から新設された小倉牝馬ステークス組からは、勝ち馬のフェアエールングが引き続き丸山騎手とのコンビで登場。ゴールドシップ産駒らしくタフな馬場への適性が高く、展開が向けば連勝も狙える。さらに、キズナ産駒の5歳牝馬・アリスヴェリテは三浦騎手とのコンビで参戦。マーメイドステークスを勝利後、やや成績は安定していないが、昨年のブリーダーズカップ・ディスタフでは4着に好走。控える競馬でも結果を出しており、ハナを切るかどうかがレースの展開を大きく左右しそうだ。
混戦模様が予想される2025年の福島牝馬ステークス。ヴィクトリアマイルへの切符を懸けた一戦だけに、各陣営にとっても結果が問われる重要な一戦となる。