【ホープフルS予想2017】ジャンダルム、前走の高いパフォーマンスからも先が楽しみな素質馬

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今年からG1競走に格上げされたホープフルステークスが28日(木)に中山競馬場で行われます。まだ28日だと仕事納めをしていない方も多いと思いますので、馬券購入が難しいという方も少なくないでしょう。売上を伸ばす思惑もあってのG1昇格だと思いますが、G1昇格後第1回目の開催でどれだけの売り上げが上がるか注目が集まります。

コースは中山2000mで行われますが、これは皐月賞と全く同じ舞台。少しフライング気味の前哨戦ではありますが、今年から風物詩になれば良いですね。気になる出走メンバーですが、集まったメンバーは多種多様。悪く言えば抜けたメンバーがいない一長一短です。非常に能力が拮抗しており、10回走ったら10回とも着順が変わる様なメンバー構成となっております。

鋭い末脚が武器のジャンダルム、前走の高いパフォーマンスからも先が楽しみな素質馬

記念すべきG1昇格元年の今年は、前走ディリー杯2歳ステークスを制したジャンダルムに注目したいと思います。まだ2歳馬ながら前走ではメンバーの中で一番大きい484kgと風格が漂うジャンダルム。中団待機策から鋭い末脚を発揮するのがこの馬の最大の武器。前走は時計がややかかっていた馬場状態でペースは流れ気味、そんな中でラストを11.3秒、上がりは最速の34.4秒という好時計をマークして快勝しました。新馬戦は3番手の好位から直線で抜け出す競馬で勝っておりますが、スローペースで上がりも33.7秒とそこまで驚くような内容ではありませんでした。しかし、デイリー杯2歳ステークスでは時計もかかる馬場である程度ペースが流れた中でもキレ味のある末脚を披露しており、パフォーマンスを上げてきております。今回のメンバーに入ってもその末脚は他陣営からしてみれば脅威の存在となるでしょうし、折り合いの不安もなく、鞍上は先日キタサンブラックで見事有馬記念優勝を果たした武豊騎手という点も好材料です。

強敵として注目しているのはタイムフライヤーとサンリヴァルの2頭です。タイムフライヤーは前走、京都2歳ステークスで1番人気に支持されるも、最後の最後に差され2着に敗れましたが、2走前の萩ステークスでは雨が降る重馬場の中鋭い末脚で4馬身差をつける快勝を果たし、ポテンシャルの高さを示しております。サンリヴァルは前走は当該コースの芙蓉ステークスを快勝しており、ホープフルステークスに照準を合わせてきました。無傷の3連勝でG1ウィナーの栄誉を狙います。

モーリスの全弟として注目されていたルーカスも人気上位が濃厚でしたが、調教時に放馬してしまうトラブルで同競走は回避が決定。ということで、今回は上記の3頭が有力馬となりそうです。今年からG1に昇格したホープフルステークスはレース以外の部分で賛否両論がありますが、肝心なのはレースの中身です。外野の声を封印する熱いレースを期待したいところです。