【ホープフルS予想2017】ジャンダルム距離不安も、総合力でカバー

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いよいよ中央競馬は今年最後の重賞「ホープフルステークス」が28日に開催されます。最強馬の引退レースという一大ビッグイベントで大盛り上がりを見せた今年の有馬記念。これを超える盛り上がりをホープフルステークスに期待するのは少々酷かと思いますが、G1昇格後の記念すべき第1回目開催ということですからそれなりにレベルの高いレースを期待したいところです。

さて、メンバーは同じ2歳G1の朝日杯フューチュリティステークスに比べると恪がやや劣る印象がありますが、タイムフライヤーやジャンダルム、ルーカスといった重賞勝ち、または連対経験のある馬が3頭揃い、ここの勝負付けは見所の一つとなりそうです。

上記3頭の人気上位馬の取捨が最大のポイントとなりそうですが、今回本命馬として注目しているのはジャンダルムです。9月の阪神で武豊騎手とのコンビでデビューし難なく快勝。続く2戦目のデイリー杯2歳ステークスでは短期免許で来日していたA.アッゼニ騎手を背に勝利し、重賞初勝利を達成。3戦目となる同競走では武豊騎手に手綱が戻って無傷の3連勝でG1制覇を狙います。

何と言ってもキレのある末脚が武器となるわけですが、勝った2戦は全て1600mということで今回は2000mの距離適性が懸念材料の一つとなります。高松宮記念を制すなど短距離界で活躍したビリーヴの仔ということもあり、短距離色が濃い血統と言えます。ここの結果次第で来年の路線も変わってきそうですが、来年のクラシックへ繋げたいのならここはこなしておきたい距離ですし、メンバー的にも勝ち負けしてもらわなくてはならないでしょう。

前走のデイリー杯2歳ステークスではスタートも今イチで、さらに雨が少し降るタフな京都マイルの舞台で道中では故障馬のアオりを受けるという不利がありながらも、ラストは強烈な末脚で差し切り勝ちを果たすなど、明らかに新馬戦からパフォーマンスを上げてきました。折り合い面でも不安はなく、鞍上武豊騎手なら信頼度もさらに増します。距離の不安はあれど、総合力の高さでこの馬を本命視させて頂きました。

次に、対抗馬に選んだのはフラットレーです。8月の札幌新馬戦でデビューし、戦と2戦目のオープン特別のアイビーステークスでは5着。新馬戦では後方からの競馬でしたが、前走ではスタートの出を改善してきており、やや前目の4番手で競馬を進めるも、最後の直線では甘くなり、差を詰めることができずに5着に敗れました。

前走は当日が雨で不良馬場でしたし、新馬戦も雨の影響である程度時計のかかる馬場となっておりました。今週は雨も降らず良馬場開催が予想されるので、良馬場でパフォーマンスを上げてくる可能性はあります。前半である程度良い位ポジションを確保できれば、後半は見劣ることもないのではないでしょうか。

次に、単穴にはシャルルマーニュを選びました。前走は東京スポーツ杯2歳ステークスでルーカスのクビ差の3着に入着。このホープフルステークスで6戦目とメンバーの中では豊富なキャリアを持っております。マイルも1800mも良馬場も不良馬場も経験しており、キレる脚はなくとも安定して前につけれる先行力があります。2000mもこなせそうですし、中山は強いヴィクトワールピサ産駒という点も期待したくなる材料です。人気薄と予想される馬は未知数な部分にかけるしかないといった感じの馬が多いですが、そんな中でもシャルルマーニュは十分買える材料は揃っている一頭ではないでしょうか。

最後に、連下にはルーカスを選びました。前走東京スポーツ杯2歳ステークス2着のルーカスは今秋大活躍中のM.デムーロ騎手とのコンビで参戦。前走はペースも流れて脚を使いきれなかった感がありますし、母系がサドラー系のカーネギーということで血統的にも2000mの距離は問題はなさそうです。モーリスの全弟ということで将来性が期待される一頭でもあります。

以上、ホープフルステークスの予想でした。本命馬がジャンダルム、対抗馬がフラットレー、単穴にシャルルマーニュ、連下にルーカスとなりました。比較的堅実な決着となる予想になりますので点数少なく厚めで勝負をしたいと思います。それでは、皆さんの馬券の健闘を祈ります!