【函館記念2019予想】舞台最適のゴールドギア、軽ハンデで妙味

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今週の函館の日曜メインはハンデ重賞の「函館記念」です。波乱傾向が強く高配当が見込めるレースということで個人的にも大好きな重賞の1つです。

過去10年の結果を見てみても、3連単は10回中8回が10万馬券を超えていて、2017年には91万馬券を最大に、10年平均でも約27万と荒れに荒れています。何より、1番人気が馬券に絡んだのは過去10年でたった1回のみとなっており、予想のし甲斐がある一戦と言えるでしょう。

そんな函館記念で今年人気を集めそうなのは、重賞3勝の実績をもつエアスピネルや、今年は大阪杯以外は馬券を外していないステイフーリッシュ、重賞初挑戦とは言え近走好調なレッドローゼスあたりでしょう。1番人気を含めて人気上位の信頼度はそこまで高くないだけに、このあたりの人気馬の取捨はポイントとなりそうです。

そんな函館記念で今回注目馬としてあげたいのは、ゴールドギアです。4歳牡馬でハンデは最軽量の52kgです。今年初戦に2勝クラス(1000万下)を勝ったばかりで、今回は格上挑戦となりますが、軽ハンデを活かせるチャンスでもあります。

デビュー以来、函館・札幌と洋芝を1戦ずつして1勝2着1回と連対率は100%。母であるギンザボナンザも洋芝競馬場を3戦して2勝2着1回とこれまた連対率100%の結果を残しています。他の競馬場を含めた全成績は平凡ですが、洋芝となれば一気に好走率が高くなります。血統面においても適性は高そうですし、ハンデの軽いここは好条件が揃っていると言って良いでしょう。

近戦の競馬を見てみますと、後方から上がり最速の脚で伸びてくる競馬が目立っており、捲りの戦法が板についてきているという印象。脚の使いどころでは十分に勝利できる脚を見せてますし、函館競馬場のような直線が短い小回りコースにおいて、捲れる脚質は魅力です。

スタートでの出遅れ癖があるのが唯一の難点ですが、実際の実績や血統面から洋芝適性は高そうですし、52kgの軽ハンデも魅力、良い脚は持っているので使い所さえ間違えなければ馬券圏内に食い込んでくる可能性は高そうな一頭です。

実績的にも今回は妙味のありそうなオッズとなりそうな1頭なだけに、穴馬として馬券に組み込みたい1頭です。波乱傾向が強い一戦の函館記念なら、激走に期待しても良いでしょう。