【京成杯オータムハンデ2021予想】精神面が成長し、力を付けてきたグランデマーレ、初重賞制覇へ

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今週から開催される中山競馬の日曜メインは、ハンデマイル重賞の京成杯オータムハンデです。

サマーマイルシリーズの最終戦ですが、既に2勝しているロータスランドがチャンピオンを決めているので、サマーシリーズを考慮せず予想したいと思います。

今回、G1馬グレナディアガーズとステルヴィオを中心に、前走G3・2着と好調なカラテ、カテドラル、連勝中のカレンシュトラウス、アカノニジュウイチ、そしてダートG1馬ワイドファラオなどハンデ戦らしく様々な路線から出走してきました。

その中で、注目しているのは4歳牡馬のロードカナロア産駒のグランデマーレです。グランデマーレは、連勝の勢いで臨んだ関屋記念で上り最速で5着。7番人気の5着ですから結果だけ見れば、まずまず善戦という程度の評価かもしれませんが、これまでの実績と比較していくと、かなり力を付けてきていることがわかります。

グランデマーレは昨年9月の神戸新聞杯が重賞初挑戦。結果は2番人気で17着と大敗しましたが、約10ヶ月の休み明けだったということを考えると長期のブランクが影響した可能性は高そうです。

前走の関屋記念は神戸新聞杯以来約1年ぶりの重賞戦でした。負けたものの5着と掲示板に載ってきましたし、何よりもこれまでの4勝がすべて逃げ先行で結果を残していた馬が、17頭の11番手からという結果を残してない競馬を余儀なくされ、他馬が強くなっている重賞で上り最速をマークできたのは、精神面を含めて力が付いた証拠と言えます。

これまで全戦藤岡佑介騎手が乗っていましたが、今回初めて騎手が乗り替わりとなります。それでも藤岡佑介騎手の弟、藤岡康太騎手になるのですから、他に騎手への乗り替わりとなるよりはプラスと言えるのではないでしょうか。

今回は中山競馬場なので、本来の逃げ先行の競馬をする可能性は高いと思いますが、気性面の成長で差し戦法もできるので、展開に合わせて色んな戦法が使えそうなのも強みです。

さらに2つの過去データがグランデマーレを後押ししています。過去10年で3着以内に入った馬の前走を見てみると、実に12頭、4割もの馬が関屋記念からの挑戦で、今回関屋記念組は3頭、そのうちの1頭がグランデマーレです。

そしてもう1つ、ここ2年トロワゼトワルが連勝しているのですが、グランデマーレと同じロードカナロアの産駒でした。今回ロードカナロア産駒は2頭のみですから、京成杯オータムハンデを勝つべくして出走してきたと言ってもそんなに過言ではないのです。

ということで、京成杯オータムハンデは、精神面が成長し、力を付けてきたグランデマーレが過去データを活かして初重賞制覇を果たしてくれることに期待したいと思います。