【レパードS予想2018】データ的には“買い”のグレートタイムも、新潟では信頼度は落ちるか?

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2009年に新設されてからの過去9年間で、1番人気は馬券圏内100%と好成績(5-1-3-0)。傾向的には抜群に信頼度が高い1番人気ですが、果たして今年はどうでしょうか?

フルゲート15頭に対して22頭と多くの出走馬が集まりましたが、各新聞社やメディアでの前評判が高いのは前走ジャパンダートダービーで3着に入線したグレートタイム(牡3、藤原英昭厩舎)です。

同じくジャパンダートダービーに出走したドンフォルティス(牡3、牧浦充徳厩舎)とも人気を分け合うかたちとなりそうですが、上位争いに参加できずに完敗の6着だった2番人気のドンフォルティスに対し、詰めの甘さこそあったものの内めに包まれながらも3着に健闘した3番人気のグレートタイムの内容からも、今回は人気が逆転しそうな気配です。

レパードステークスは過去9年でジャパンダートダービー組が5勝しており好成績(5-2-2-13)。馬券に絡んだジャパンダートダービー組全9頭中7頭は前走で掲示板内(5着内)だった馬でした。データ的に見れば3着に入線したグレートタイムは馬券圏内は堅そうに思えます。

以降は個人的な評価ですが、後半しっかりと伸びてくれる差し脚の安定感は心強いですが、逆にスタートが安定しない点は少々気がかりとなっております。基本的には前へ付けていくタイプではありませんが、位置取りが安定しないというところが勝ちきれない原因の一つとなっているのかもしれません。

さらに不安なのが今回は新潟のダート1800mが舞台という点です。直線はダートとしては長めの約350mありますが、キツいコーナーが4つあり、スタミナを削る坂もない平坦コースです。先行馬はスタミナをあまり気にせず先手を積極的に奪いに行けるという点や、キツいコーナーが後方待機馬にとっては厳しくなる傾向があるので、少々ペースが速くなっても好位のポジションを取り切るのが一般的な得策とされております。

メンバーのレベル的にもデータ的にもここは馬券圏内は堅そうなグレートタイムですが、位置取りが後ろ過ぎるとレース傾向的には届かない可能性も十分考えられます。コーナーのキツさからも外々を回らされるのは嫌いたいところですが、前走は内めで包まれてしまったこともあるので、個人的には内枠に入ってしまったら信頼度はやや落ちると考えております。

とは言えレパードステークスは母のミラクルレジェンドが重賞初勝利を果たした舞台でもあり、血統面での後押しもあります。その後JBCレディスクラシックを連覇するなど、母はここから大きく羽ばたきました。レパードステークス母子制覇なるかにも注目が集まります。