【函館2歳S2016予想】1戦1勝たちの中から格より調子の馬を探す鍵は乗り役？

夏は格より調子。競馬の鉄板用語となりつつあるこの言葉も、先週上がり馬で函館記念1番人気に推されたバイガエシの5着を見ていると絶対視は出来ません。

とはいえ、新聞の馬柱でやはり前走に「1着」とあると、どうしても馬券からはずせなくなってしまうのもまた事実。そういう意味ではおそらく夏競馬、いやJRAの全重賞の中でも一番難解なレースが今週末に開催されます函館2歳Sです。

今年はフルゲートはほぼ間違いなく、さらに地方からも2頭が登録しており、抽選も行われる人気レース。馬券に絡むケースもあるだけに、さらに難解さが増しています。

オッズが割れることは早くも予想されますが、金子真人ホールディングス所有にしては珍しくこのレースに参戦ともいえるバリンジャー、短距離こそ買いになるモンドキャンノ、初戦はそのモンドキャンノに敗れるも次できっちり差して勝つ競馬を見せたドゥモワゼルなどが人気を集めそうです。

ですが、前走1着馬だらけのこのレース。しかも大半が1戦のみとなると、どの馬からいってもそれなりの理由づけができてしまいます。というわけで、今回は馬の勢いよりも陣営の本気度を買ってこの馬を推奨しておきましょう。ある意味、調子がいいのは間違いない馬。ポッドジーニーです。

つい先日新馬戦を逃げ切りで勝ったばかり。つまり連闘になります。父ストリートセンスということでダート適性の傾向もありそうですが、母の父にゼンノロブロイという血統。現実に新馬戦は芝で勝利しています。この血統背景からも、距離適性含めどう転ぶか先々楽しみな馬でもあります。

なぜこの馬を推奨するのか？それは鞍上の松岡騎手がレース後すぐに「函館2歳Sにいきましょう」と進言したという話があるから。つまり格はこの時期問わないので「調子」を考慮、また印が分散していることも考慮しての推奨。フルゲート必至なだけに、半端に相手を絞るよりは人気薄が来ることを期待して総流しで応援してみてはどうでしょうか。