【函館日刊スポーツ杯2025予想】波乱含みの短距離戦!カギは人気馬と高齢馬の取捨

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今週日曜、函館競馬場のメインレースに組まれているのは、芝1200mで行われる3歳以上2勝クラスの定量戦「函館日刊スポーツ杯」。今年は14頭立てでの開催が予定されている。

過去の傾向を見ると、2021年は3勝クラスで行われたため、2勝クラスとして実施された2020年、2022年~2024年の4年分の成績を基に分析する。1番人気馬はこの4年間で2勝を挙げており、信頼度は比較的高い。ただし、2番人気と3番人気はともに2着が1回あるのみで、その他はすべて馬券圏外と苦戦傾向にある。一方で、4年間すべてで二桁人気馬が馬券に絡んでおり、2020年には16番人気のファイブフォースが勝利する波乱もあったことから、穴馬の一発にも十分に注意が必要だ。

馬齢別の成績では、6歳馬が2勝を挙げており好調だ。今年の6歳馬は、マクフィ産駒の牝馬ディージェーサン、ストロングリターン産駒の牡馬パレフォーコン、ジョーカプチーノ産駒の牝馬ハートホイップの3頭。いずれも一度地方競馬に転出し、中央に再転入した経歴を持つ復帰組であり、近走の内容からは人気薄が予想されるが、二桁人気に甘んじるようであれば一考の価値がある存在だ。

性別に注目すると、牡馬は1番人気を除けば苦戦が続いており、エイシンヒカリ産駒の4歳牡馬タイキヴァンクール、オルフェーヴル産駒の4歳牡馬トウカイエルデには厳しいデータが立ちはだかる。一方、1番人気が予想されるロードカナロア産駒の3歳牝馬ドゥアムールには追い風となるデータが揃っている。当日の単勝オッズを確認したうえで、信頼できる馬を見極めたい一戦である。