【平城京ステークス2025予想】近年は前走中京組が優勢、該当馬2頭をピックアップ

今週日曜の京都メインレースに組まれているのは、ダート1800mで行われる4歳以上オープン「平城京S」だ。
過去2年のデータを参考にすると、勝ち馬はいずれも前走で中京競馬場を使用。今年の登録馬の中では、昨年のチャンピオンズカップ15着以来の出走となるドレフォン産駒のテーオードレフォンと、今年の日経新春杯13着以来となるドゥラメンテ産駒のタッチウッドがこれに該当。
テーオードレフォンは兄にダートG1馬のエスポワールシチーを持つ血統で、ダート中距離では重賞となるとやや壁がある一方、オープンクラスでは勝ち鞍があり実績は上位。今回は大敗後の休み明けで59キロの斤量は厳しい条件ながらも、相手関係が楽になることから巻き返しの可能性は十分にある。
一方、タッチウッドは前走が芝2200mのレースであり、ダート戦への転戦という点で評価が分かれそうだ。とは言え今回はシュタルケ騎手を確保しており、これまで外国人騎手騎乗時にはすべて馬券圏内に好走している点は見逃せせない。芝からの一変も期待でき、人気を落とすようなら妙味ある1頭と言えるだろう。
騎手から狙うなら、過去2年の同レースで人気以上の結果を出している幸騎手に注目したい。2023年は3番人気のタイセイドレフォンで1着、2022年は13番人気のアルーブルトで3着と好成績を挙げており、今年はシニスターミニスター産駒のメイクアリープに騎乗予定となる。前走は落馬競走中止となっているが、それ以前にはみやこステークス2着、チャンピオンズカップ7着という実績があり、兄にダート重賞で活躍したヴェンジェンスを持つ血統背景も加味すれば、馬券圏内を狙える1頭であり、単勝にも注目したい存在だ。
中京組が優勢の傾向に加え、久々の出走馬の取捨も難しい一戦となる平城京S。どの馬から買っても楽しめそうな一戦だ。