クラスによって見どころは違う。

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新馬戦からG1戦までレースは様々ある。勿論、競馬関係者であれば、G1制覇が最大の目標になってくる。出るのが意外と簡単なG1と出走すら大変なG1がある。但しこれは本賞金が少ない馬の例であって、本賞金を多く持っている馬なら出たいレースに出放題だ。

新馬・未勝利・500万・1000万・1600万・オープンとクラスが分かれている。新馬戦は1回だけなので、実質的には未勝利と同等になる。未勝利戦はその名の通り勝った事が1度もない馬の為のレース。ここからも将来のG1ホースが出るから面白い。G1馬全てが新馬戦を勝利で飾っている訳ではない。あの名牝ブエナビスタも新馬戦は2着と敗れている。その新馬戦こそ後の皐月賞馬アンライバルドが勝った伝説の新馬戦である。

ブエナビスタは直ぐに未勝利戦を快勝し、後は、ポンポンと出世していった。未勝利戦でもこのようなスーパーホースが出走してくる場合があるので、よく注意してみてもらえれば面白さが全然違う。馬券でお金を増やすのが競馬の1番の醍醐味かも知れないが、お金以外の部分でも楽しむ要素はある。500万・1000万はたまにとんでもない走りをする馬がいる。出遅れて万事休すと思ったら直線矢のように伸びてきて直線一気で全馬を交わし去る芸当をやってのける馬がいる。こういうシーンはみていてスカッとするが馬券を買っているとその馬の馬券ならいいが、違う馬の馬券だとガッカリする。これもまた競馬の醍醐味。外れる時があるからこそ、的中が嬉しいのだ。1600万はオープン予備軍。あともう少しでオープンになれる馬と永遠1600万にいる馬と分かれるので、どの馬がオープンに出世するか楽しみに見るのも良い。

オープンに上がれば、重賞競走にいよいよ出走するが、能力のある馬なら重賞を勝つのは簡単な事。気性に問題がある馬やゲートに難がある馬は重賞では通用しない。重賞制覇はそう考えるとやはり難しい。G1戦を見る時は、よーく馬柱をみた方が良い。そこにヒントが隠されている。