【北海道スプリントC2016予想】ダート短距離界の新星ノボバカラがダノンレジェンドを破るか?!

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月曜日の盛岡から水曜日の東京ダービーまで、地方競馬ダービーウィークに行われる地方交流重賞の北海道スプリントC。門別1200mの舞台にて行われるレースで、直線の長いコースでの最後の激しい叩き合いは見ものと言える。そして、昨年はシゲルカガが素晴らしい逃げ切りを見せて勝利し、2着には地元のポアゾンブラックが善戦の影響で馬連6660円、三連単24580円の中波乱を演出するレースとなった。今年も中央勢はもちろん、地元勢も楽しみなメンバーが揃い、非常に白熱した戦いが予想される。よって、今回は中央勢の4頭を順に追って解説し、最後に昨年健闘した地元の馬達も詳しく解説していければと考えている。ぜひ、予想の参考にして頂きたい。

まず、今回出走する中央勢は以下の4頭である。①レーザーバレット(戸崎騎手)、②スノードラゴン(大野騎手)、③ノボバカラ(桑村騎手)、④ダノンレジェンド(Mデムーロ騎手)である。

①レーザーバレットは4走前の兵庫GTで勝利したが、ここ3走の重賞ではいずれも7, 6, 3着とパッとした成績を残せていない。また、今回はどちらかと言うとやや忙しい1200mでのレースで、斤量57キロでどこまで戦えるかだろう。そして、②スノードラゴンは前走のかきつばた記念にて久々のダートで5着に大敗。また、前回同様に斤量59キロを背負うので、1200mに距離短縮とダート2戦目の上積み次第だろう。一方で、③ノボバカラは距離短縮してから準OPとOP、重賞と3連勝中。今回はさらなる距離短縮となるが、地元桑村騎手を背にどのような競馬となるか。最後の④ダノンレジェンドは昨年3着に敗れ、前走も自分の競馬ができず3着に惜敗。1200mはやや忙しい印象もあるが、Mデムーロ騎手の乗り方にも注目が必要だ。

さて、ここからは中央勢の実力比較を行ない、取捨選択を明確にしていきたい。まず、言うまでもなく今回のレースは③ノボバカラと④ダノンレジェンドの2強対決である。③ノボバカラは今回200mの距離短縮がキーポイントとなるが、過去のレースを見る限りではプラスに働きそうだ。それは、ある程度のペースが流れた方が競馬が得意なタイプで、前が確実に早くなるスプリント路線はこの馬にとって格好の舞台と言えるからである。一方で、④ダノンレジェンドも負けてはいない。前回は揉まれてしまう内枠を引いてしまったのが最大の敗因で、今回は外枠を引き当てた。ゆえに、大きく崩れる事は考えられないので、どちらも高い評価を与えるべき存在であろう。逆に②スノードラゴンは前回に引き続いて相当厳しい戦いが予想される。やはり、ダートよりも芝の方が良いタイプで、強敵が揃った中で最も重い59キロは痛い。ここは無印評価を考えており、この馬を買うならば地元勢をピックアップしたい。

昨年2着の地元勢、今年のダークホースはどの馬だ?!

また、今年は昨年2着のポアゾンブラックのように勝ち負けを期待できる馬はいない。しかし、取り上げるとすれば、①アウヤンテプイだろう。一昨年の北海道スプリントCで4着、昨年のレースで5着とコンスタントに掲示板に絡んでいる。ただ、勝ち切るまでにはワンパンチ足りない印象で、今年も3〜5着付近が限界に映る。また、中央でOPまで勝ち上がった②サクラインザスカイに関しても同様のことが言える。一方で、他の地方組は相当厳しい戦いが強いられそうである為、特に注目すべき存在はいない。

以上、中央勢と地方勢にそれぞれ分けて解説した。やはり、中央組優勢のレースとなりそうで、ノボバカラとダノンレジェンドの2頭の叩き合いが予想される。地元を知る桑村騎手VSダービージョッキーMデムーロ騎手の対決となるが、秋のJBCなどに向けて非常に注目すべきレースとなるので、ここで2頭の実力差をしっかりと見極めたい。