【鳳雛ステークス2025予想】実績馬か上がり馬か?実力拮抗の少頭数戦

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今週土曜、京都競馬場の9レースに組まれているのは、ダート1800mで行われる3歳オープンのリステッド競走・鳳雛ステークス。今年は9頭立てという少頭数での開催が予定されている。

注目はリアルスティール産駒のエコロスパーダ。デビューから2戦連続で和田陽希騎手が騎乗してきたが、今回は川田将雅騎手に乗り替わる予定となっている。これまで1勝クラスで5番人気ながら3着に好走するなど、人気以上の内容を見せており、今回は格上挑戦ながらも上位人気が予想される。とはいえ、少頭数ゆえに過度な過剰人気となる可能性も低く、人気が落ち着くようであれば馬券的妙味のある存在といえる。

対抗馬として注目されるのが、ホッコータルマエ産駒のルヴァンユニベール。前走の伏竜ステークスでは7番人気ながら4着に食い込む健闘を見せた。引き続き高倉稜騎手とのコンビで臨み、先行・差しのどちらにも対応できる器用さとレースセンスの良さは魅力だ。今回の出走メンバーには1勝馬が多く名を連ねており、2勝馬という実績で一歩リードしているこの馬が勝ち切る場面も十分想定できる。

なお、鳳雛ステークスは過去5年間でG1級の活躍馬こそ出ていないが、ルクソールカフェやアドマイヤデイトナといったドバイ遠征馬の不在年に行われた実績あるレースである。今年もクラシック戦線の谷間に位置するこの一戦から、秋の飛躍につながる有望株が現れる可能性は十分。頭数は少ないが、今後を占う上で見逃せない一戦となりそうだ。