【京王杯スプリングC予想2018】今年も波乱の予感?狙いたい穴馬は?!

安田記念の前哨戦としても有名な「京王杯スプリングカップ」。過去10年間で10万馬券以上だったのは4回あり、179万馬券の高額配当が飛び出すなど波乱傾向が強い一戦です。ということで、今回は過去に穴を開けた穴馬の情報をベースに穴馬の傾向を分析してみたいと思います。

過去10年間の傾向を見てみると、「10番人気以下」で馬券に絡んだ穴馬は合計で5頭おります(2-2-1-69)。人気的には「10番~13番人気」の馬で、単勝オッズベースで見ると「30.0~65.0倍」の馬でした。

5頭とも前走も前走着順もバラバラですが、5頭3頭は前走が1400mでした。過去10年のデータでは、前走距離が1200mと1600mの馬が4勝ずつ挙げており、同距離よりも1ハロンの短縮組と延長組が好走しております。前走が同距離の1400mの馬は数こそ少ないですが、複勝率ベースでは一番成績が良いので注意しておく必要がありそうです。

前走距離データ
前走距離1着2着3着4着以下
1200m42451
1400m12219
1600m46459
1800m1004

次に、それぞれの脚質を見てみると、5頭中3頭は4コーナーを4番手以内で上がってきた先行馬でした。過去10年のデータでは「差し・追い込み馬」は【8-7-7-94】と後ろからの馬が好走しやすい傾向となっておりますが、穴馬は先行して粘って馬券に絡むケースが多いようです。

雨が降って重馬場となった昨年は、11番人気の8歳古豪・クラレントが2着に粘って波乱を演出しました。今年も週明けから雨が続いており、木曜まで雨予報となっております(5/9時点)。現在東京競馬場は速い時計が出やすい馬場となっておりますが、馬場が重くなるなら今年も紛れが起こる可能性はありそうです。例年ペースは流れる傾向にありますが、昨年のように緩やかなペースとなれば前へ行った人気薄がラストまで踏ん張るケースも十分考えられます。

まとめ

あくまで当サイトの予想オッズを参考した場合ですが、10番~13番人気、単勝オッズ30.0~65.0倍、前走が1400m、先行馬という条件に当てはまりそうな馬を考えた時に、浮上したのは2頭の馬。ムーンクエイクとリライアブルエースです。

ムーンクエイクは前走が1600mで、リライアブルエースは中団あたりから競馬をする馬なので完全に条件が当てはまるわけではありませんが、穴馬としては非常に面白い2頭ではないかと思います。

ムーンクエイクは東京は【2-2-0-2】と好成績。前走は主戦騎手のC.ルメール騎手が騎乗停止処分中のため、D.バルジュー騎手へ乗り替わって洛陽(OP)で5着でしたが、今回は手綱がルメール騎手に戻るので、いよいよ主戦騎手で本領発揮と期待感が高まります。

リライアブルエースも東京は【2-0-0-0】と優秀です。前走はテン乗りの田辺裕信騎手とのコンビで晩春S(1600万下)を優勝。今回は柴田大知騎手へ乗り替わりとなりますが、テン乗り騎手でも実績のある同馬なら問題ないでしょう。

いずれも今回が初の重賞戦となりますが、今年は抜けた馬もおらず混戦模様。波乱の決着となってもおかしくないでしょう。