【アイビスサマーダッシュ2016予想】フジキセキ産駒のローズミラクルが直線競馬の適性力を見せつける!

新潟競馬場の開幕週を彩る重賞アイビスサマーダッシュ。日本で唯一の直線1000m重賞と言うことで特に大好き!というファンも多いと思います。開幕馬場ですから、これまでのレコード、カルストンライトオの53.7を破る馬が出るか?という興味もありますね。

今年のメンバーは、少々小粒感はありますが、昨年の同レースで54.1秒という好タイムで快勝したベルカントをはじめ、3着に食い込んだアースソニック、5月開催のオープン特別の韋駄天ステークスで勝ったプリンセスムーン、2着のネロ、3着のローズミラクルと現時点で新潟1000mを得意とする馬が揃いました。

その中で今年のアイビスサマーダッシュで狙いたいのは、韋駄天ステークスで3着に食い込んだローズミラクルです。

ローズミラクルは、3走前の中山1200mのアクアマリンステークスを勝ってオープン入りし、その後オープン2戦を5着3着と安定した好成績を収めています。その前走、ローズミラクルにとって初の直線競馬となった韋駄天ステークスですが、勝ったプリンセスムーン、2着のネロが8枠、7枠だったのに対してローズミラクルは4枠ということで、直線競馬は外枠絶対有利の中、枠の不利を跳ね返して好走した点に直線競馬の適性を感じたのです。

韋駄天ステークスは、勝ったプリンセスムーンが54.4秒で3着のローズミラクルは54.6秒という好タイムでしたが、開幕最終日での時計でした。それを考えるとかなり1000m適性のレベルも質も高かったと言えます。

さらにローズミラクルの馬体重は前走で554kgでした。一般に短距離馬は筋肉隆々の大型馬が有利と言われることもありますが、その傾向はコーナーのある短距離よりも直線の方がより高まるはずです。競馬から少し離れますがニュートンの運動方程式によれば力は質量×加速度に(ほぼ)等しくなります。

重賞クラスとなるとダッシュ力(加速度)は、そこまでの差はないでしょう。ならば、馬体重(質量)に勝るローズミラクルには、物理の力学的にも1000m直線の適性が他の馬よりも勝っているのです。

ということで、前走554kgのローズミラクルが競馬的にも物理的にも適性のある直線1000mのアイビスサマーダッシュでその適性力を見せてくれるでしょう!