【韋駄天ステークス2025予想】波乱漂うハンデの千直!傾向が語る“買える条件”とは?
今週日曜、新潟競馬場のメインレースとして行われるのは、芝1000メートルの4歳以上オープンによるハンデ戦「韋駄天ステークス」である。
過去5年の傾向を見ると、1番人気が2勝、2番人気が1勝を挙げており、上位人気馬が一定の信頼を置ける結果を残している。一方で、3番人気馬は2着が1回あるのみで、やや不安が残る成績だ。対照的に、6番人気以下の馬が5回連対しており、2023年には14番人気のマウンテンムスメが2着に好走するなど、伏兵の台頭も目立つレースとなっている。当日のオッズをしっかりと見極めた上での馬券戦略が求められる。
所属別では関西馬が優勢な傾向を示し、馬齢別では5歳馬の活躍が目立つ。特に関西所属の5歳馬は過去に3勝・2着3回と高い連対率を誇る。今年の出走予定馬の中で、この条件に該当するのはズースター産駒の5歳牝馬・スリーアイランドのみである。オープン昇級後は3戦連続で掲示板を外しているが、新潟の直線競馬では3勝クラスで3着の実績があり、展開次第では上位進出の可能性を秘めている。過度な人気が見込まれないことを踏まえれば、穴馬として注目すべき存在といえる。
また、過去5年間ではいずれの年も、前走で3着以内に入った馬が馬券圏外に敗れており、近走成績が直結しにくい難解なレースである点も押さえておきたい。今年の上位人気候補の1頭、ロードカナロア産駒の6歳牡馬・レベレンシアは、前走の駿風ステークスをクビ差で制して3勝クラスを突破してきたが、このレースでは昇級初戦馬が苦戦する傾向がある。能力的には通用しそうなだけに、今回は今後の方向性を占う試金石となる一戦になる。