【JRA】ダート界をけん引してきた古豪・インティが引退、種牡馬へ

2019年のフェブラリーSや、同年の東海Sを制すなど、ダート重賞戦線で活躍してきた古豪・インティ(牡8、野中賢二厩舎)が、9月7日付けで競走馬登録を抹消し、現役を引退したことが明らかになった。同日、JRAが公式ホームページで明かした。今後は北海道新冠郡新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬となる予定。けい養先には12日に移動する予定となっている。

インティは2017年に阪神ダートでデビュー。2戦目の未勝利戦を7馬身差の圧勝を果たすと、それを皮切りに破竹の7連勝で2019年のフェブラリーSを制しG1初制覇を達成。その後は勝ち星に恵まれなかったものの、2019年と2020年のチャンピオンズCでいずれも3着に好走し、かしわ記念は2019年・2着、2021年・3着とG1戦線でも活躍。中央・地方のダート路線を盛り上げた。今年は始動戦のフェブラリーSで11着後、5月のかしわ記念で7着に敗れ、同レースがラストランとなった。

インティは父ケイムホーム、母キティ、母父Northern Afleetという血統。通算成績は23戦7勝(うち地方6戦0勝)。インティ号、お疲れさまでした。