【スワンS予想2018】モズアスコット1強ムード、相手探しの一戦か

今週27日(土)はマイルチャンピオンシップの前哨戦「スワンステークス」が京都競馬場で開催されます。去年の勝ち馬サングレーザーは翌日28日に開催される天皇賞秋に出走予定となっており、前評判も良く人気上位に推される可能性が高そうです。去年の今頃は重賞未勝利で短距離路線で奮闘していたことを考えると、感慨深いものがありますね。

さて、今年のスワンステークスですが、去年の桜花賞馬のレーヌミノルや、2016年のNHKマイルカップの2着馬で同年のオータムハンデキャップの勝ち馬ロードクエスト、昨年のスワンステークスの2着馬のヒルノデイバローといった実績馬が揃いました。

ただ、今年は何と言っても前走の安田記念を制したモズアスコットが抜けております。

今年は初戦の阪急杯から始まり、続いてマイラーズカップ、オープンの安土城ステークスと3戦走りますがその全てで2着に入線。あと一歩届かずという競馬が続いておりましたが、前走の安田記念では上がり最速33秒3の脚で差し切って勝利し、9番人気の低評価を覆しG1初制覇を果たしました。平成元年のバンブーメモリー以来となる連闘からの同レース制覇に加え、フランケル産駒の牡馬では日本で初のG1タイトル獲得となりました。

近走の内容や実績からもここはモズアスコット1強ムード。休み明けで斤量58キロを背負いますが、メンバーには恵まれた感がありますし、鞍上も現在4週連続で重賞制覇を果たしているC.ルメール騎手ということで重賞連勝に向けて死角は見当たらず、不動の中心となりそうです。

レーヌミノルは昨年の桜花賞以来1年半勝利から遠ざかっており、近2戦は二桁着順と不振気味。ロードクエストにいたっては2年以上も勝利から遠ざかっており、夏競馬の重賞でも掲示板止まりといった状態です。伏兵馬の台頭も十分にありそうで、モズアスコットの相手探しの方が難しくなりそうな一戦です。過去10年で三連単の配当が10万馬券以上だったのは5回と多く、波乱傾向の強い一戦でもあるので、伏兵陣にも要注意したいところです。