【中山記念2025予想】ソウルラッシュは危険な人気馬?中山芝1800mでは割引か

大阪杯の前哨戦という位置付けもあるが、近年はドバイや香港など海外遠征へ向けた叩きにも使われる「中山記念」。

今年はソウルラッシュが該当。4月5日にメイダン競馬場で開催されるドバイターフへの招待をすでに受諾しており、1800mへの適性を見極めておくためにもここは見逃せない一戦となる。

2021年の1勝クラスから17戦連続で1600mを使われてきたマイラーで、昨年はJRA最優秀マイラーを受賞。歴としたマイラーだが、最近はズブさも出てきたということでここへきて距離を延長してきた。中山コースは3戦3勝と好成績を挙げているが、いずれも1600m。内回りの1800m戦ということで、距離に加えてコーナー4つのコースへの懸念もあり、ここは色々な意味で試金石の一戦となる。

G2・G3では【3-2-1-0】と実績は断然上位ではあるものの、今年は開幕週で明確な逃げ馬も不在。小回りで直線が短く、ゆったりとした流れになりやすい中山コースは果たして合うのか。むしろ中山コースがプラスとなりそうなシックスペンス、エコロヴァルツ、マテンロウスカイ、ボーンディスウェイといった先行力がある馬から狙ってみたくもなる。

控える競馬が基本のソウルラッシュが好走するには、早め先頭から押し切る競馬が理想か。開幕週の馬場ということも考慮すると、やはり早めに仕掛けていく意識を持つ必要があるだろう。これを斤量59kgのトップハンデを背負ってとなると、信頼し切るのは危険とも言えそうだ。

重賞レースは安定して上位争いを演じており、昨秋のマイルCS覇者と実力上位は明白だが、条件はそこまで楽ではないということも覚えておきたい。