【天皇賞春2025予想】鉄板級の推奨馬?!好データ揃うサンライズアース

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阪神大賞典を快勝し、重賞初制覇を果たしたサンライズアースが、いよいよG1の大舞台へと挑む。

前走の阪神大賞典はスタートは決して速くなかったものの、二の脚でポジションを押し上げてハナを奪取。そこからはマイペースに持ち込み、自らのリズムで競馬を進めた。道中で競りかけてきた馬を行かせて2番手に控え、ラスト300m手前で先頭に立つと、一気にスパートして後続を6馬身突き放す圧勝劇。勝ち時計も過去10年で3番目に速く、スタミナ・持久力ともに一級品であることを証明した。

データ面から見ても、サンライズアースには好材料が揃う。まず注目すべきは、阪神大賞典組の好成績。過去10年で同レースから挑んだ馬は【4-6-5-50】と最も多く勝利を挙げており、昨年は1〜3着を独占、一昨年もワンツーフィニッシュと、近年の傾向は顕著だ。前走着順においても、1着馬は【6-4-5-19】と好成績で、本馬の実績はその中心にある。さらに、前走で3000m以上を経験している点も強調すべき材料。過去10年の勝ち馬はすべて3000m以上の経験馬であり、3着以内に入った30頭のうち15頭も該当している。

年齢的にも、4歳のサンライズアースは信頼できるデータに合致する。4歳馬は過去10年で【4-2-4-31】と複勝率24.4%を誇り、5歳馬の複勝率18.0%を上回っている。フィジカルの充実期に入る4歳春、まさに馬が最も成長を遂げるタイミングであり、今のサンライズアースにぴったり当てはまる。

昨年の天皇賞・春は、前半62秒2の超スローから、後半56秒8という極端なロングスパート戦だった。その流れに対応できる底力とスタミナを試すには、阪神大賞典は格好の前哨戦だったと言える。持ち時計、先行力、適性、そして充実度。すべてが整った今、サンライズアースを本命視しない理由は見当たらない。ここは堂々たる主役候補として、勝ち負けに持ち込むと見て間違いない。