武豊すら不可能に思われる記録を幸英明が達成した理由とは?

記録といえば武豊騎手。そんなイメージがありますね。競馬を知らない人でも、名前は聞いたことがある、あるいはテレビで見たことがある、という知名度を誇る騎手はおそらく武騎手くらいではないかと思います。そんな武豊騎手、あるいはデムーロ、ルメール騎手でも、そして岩田騎手、福永騎手でもおそらく今後破ることができないであろう記録の持ち主がいます。

ホッコータルマエの主戦騎手でおなじみの幸英明騎手による記録で「年間1000回以上の騎乗」を今年も達成し、通算で3度めとなりました。年間1000回騎乗の記録を達成している騎手は他には北村宏騎手のみ。しかも3回となると誰もいません。

年間通じて大きな怪我をすることなく騎乗を続け、毎週数多くの騎乗依頼がある。この2つを満たさない限り達成不可能な数字です。勝ち星はそこまで挙げているわけではない幸騎手にここまでの騎乗依頼が集まるのはなぜなのか。

人気より上に持ってくる技術

人気のついていない馬を勝たせることは出来なくとも、人気よりも上の着順に入れることで着実に賞金を稼いでくる。そのことから生まれる厩舎サイドや馬主さんからの厚い信頼。想像することしかできませんが、このあたりでしょうか。

幸騎手といえば、ゴルフもプロ級の腕前で、土日には競馬で多くの騎乗をこなした後、月曜日にはゴルフのトーナメントに参戦していたり、滋賀県のアマチュア2位に入ったこともある実力の持ち主。細身の身体のどこにそんな体力があるのかも謎です。来年も順調ならホッコータルマエでドバイ参戦もある幸騎手。4回目の1000回騎乗達成なるかも注目して応援したいと思います。