東京は外有利！ジャパンC（2020）当日の馬場は？馬場傾向を距離別データで分析・予想

今週はいよいよ日本の競馬界最大のビッグレース「ジャパンカップ」が開催です。開催される東京競馬場は例年の高速馬場とは打って変わってタフな馬場となっている印象がありますが、実際はどういった傾向があるのでしょうか。今の東京の馬場をなるべく正確に把握しておくためにも、今回は先週行われた東京の芝レースの「脚質」と「枠順」のデータを距離別にまとめてみたいと思います。

■2200m～

対象レースは「南武特別」の1レースのみ。勝ち馬は「8枠」、2着は「7枠」、3着は「2枠」から出ています。外枠の馬が好走しています。

脚質は1・2着が「先行」となっており、前目で競馬をした馬が好走しています。

■2000m

対象レースは「新馬」と「未勝利」と2レース。枠は「4枠」と「7枠」が1勝ずつを挙げています。「1～3枠」は2着1回、3着1回となっており、内枠がやや不振気味です。

脚質は「先行」が最多の2勝を挙げており、それ以外は全頭が「差し」となっています。勝馬は先行タイプから出やすい傾向となっています。

■1800m

対象レースは「新馬戦」、「未勝利」、「1勝クラス」、「2勝クラス」、「東京スポーツ杯2歳S」の5レース。枠は「7枠」が最多の2勝を挙げています。「1枠」は1勝、「2枠」は2着1回のみとなっており、内枠がやや不振です。

脚質は「先行」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「逃げ」も勝利数こそ0回ですが、2・3着には1回ずつ入着しており、前目で競馬をする馬が好走しています。

■1600m

対象レースは「新馬」、「未勝利」が2つ、「赤松賞」の計4レース。枠は「5枠」が最多の2勝を挙げています。「1枠」は3着内が0回となっており、最内枠が苦戦しています。

脚質は「差し」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。3着内に入った12頭中9頭が「差し・追い込み」となっており、控えた馬が好走しています。

■1200m～1400m

対象レースは「新馬」、「未勝利」、「1勝クラス」、「2勝クラス」、「奥多摩S」の5レース。枠は「8枠」が唯一2勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「7枠」は連対数が次いで多く、外枠が好走しています。

脚質は「先行」が最多の3勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「逃げ」も1勝、3着2回と好走率は高めです。前目で競馬をした馬が好走傾向にあります。

■まとめ

枠は「3・4・5・7枠」が2勝ずつを挙げており、勝ち馬はまんべんなく出ていますが、連対数は「7枠」、3着内の回数は「5枠」と「8枠」が最多となっており、外枠が好走しています。

脚質は「先行」が最多の6勝を挙げており、連対数も最多です。「逃げ」も「1～3着」に1回ずつ入着しており、前目で競馬をしている馬が好走しています。

全体的には「内枠」がやや不振気味で、「外枠」が好走傾向にあります。脚質は「逃げ・先行」が好走しており、前目で競馬をしている馬が好走傾向にあります。外枠に入った先行馬は好走する可能性が高そうです。