JRA史上初の無観客競馬、91億の売り上げ減

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史上初の“無観客競馬”となった先週の競馬開催。馬券は電話・インターネットのみ購入可能となり、現金の売り上げがゼロになるという異例な状況での開催となった。

初日の29日は、中山・阪神・中京の3競馬場の馬券の総売り上げが178億4354万5100円となり、昨年の同開催日(中山・阪神・小倉)の87.4%となった。2日目の1日は、3競馬場の総売り上げは262億2562万5800円となり、昨年の79.9%となった。

中山で行われたG2中山記念は、前年比で36.7%減となる46億5252万5600円となり、阪神で行われたG3阪急杯は、13.6%減となる43億5650万4400円となった。

初日は前年比12.6%減にとどまったが、2日間で約91億円の売り上げ減となり、前年比で2割近く減収した。近年インターネット投票が普及したことで減少は大きく大きく抑えられたが、このまま無観客競馬の開催が続けばJRAだけでなく、競馬界全体に大きな打撃を与えることになりそうだ。一刻も早い感染拡大の終息が待たれる。