【新潟大賞典2025予想】最軽量ハンデの2000mは絶好条件!嵌れば強いカネフラの激走に期待

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今週土曜日、新潟競馬場ではGⅢのハンデキャップ競走「新潟大賞典」が行われる。舞台は芝2000m。名物とも言える新潟の長い直線を活かした追い比べが見どころで、例年、瞬発力に秀でた差し・追い込み型の馬が台頭するレースだ。今年は逃げ馬が不在と見られ、より一層、差し馬同士の力勝負が展開される可能性が高い。

その中で注目したいのが、グランデッツァ産駒の5歳牡馬・カネフラだ。前走で3勝クラスを勝ち上がり、今回がオープン初挑戦となるが、その末脚には非凡なものがある。これまでの16戦中、実に12戦で上がり3ハロンが3位以内という鋭い差し脚を披露しており、明確な武器を持つ一頭だ。

さらに、これまで挙げた4勝はすべて芝2000m戦。適距離であることは疑いようがなく、前走の勝ちっぷりからもオープンクラスでも通用する下地は整っている。新潟の直線勝負はまさにカネフラに向いた舞台と言える。

今回、同じく3勝クラスを勝ち上がってきた馬がカネフラを含めて4頭いるが、そのうち3頭が56kgを課されている中、カネフラは54kgの最軽量ハンデで出走予定となっている。年齢が1歳上の5歳という点や、勝ち上がりに時間がかかった点が考慮されての斤量設定かもしれないが、それにしてもこの2kg差は魅力的であり、展開次第では一気の重賞制覇も現実味を帯びてくる。

血統的にも魅力は十分。母父キングカメハメハ、母母は名牝ダンスパートナーという配合は、長い直線での末脚勝負において大きな後押しとなるはずだ。長くいい脚を使える馬が力を発揮しやすい新潟大賞典において、この背景は心強い要素となる。

新潟の舞台、距離適性、斤量、血統、そして鋭い末脚と、好走条件は揃っている。オープン入り初戦ながら、今年の新潟大賞典ではカネフラが台頭する可能性は十分。波乱含みのハンデ重賞で、一気に重賞ウィナーの座を掴むシーンに期待したい。