【関東オークス2025予想】南関牝馬三冠ラストを飾る一戦!JRA勢に挑む地方の意地と実力は如何に?
6月18日(水)、川崎競馬場ではダート2100mで行われる3歳牝馬限定のJpn2「関東オークス」が開催される。
このレースは南関東牝馬三冠の最終戦に位置づけられており、これまでに三冠を達成したのはチャームアスリープ1頭のみ。地方所属馬にとっては高い壁となっている。ただ、昨年は地方馬2頭が3着以内に好走しており、今年も中央勢優勢の構図のなかで、地方勢の健闘に注目が集まる。
JRA勢ではナダル産駒のメモリアカフェが有力視されている。3歳未勝利戦、1勝クラスと連勝しての臨戦で、「カフェ」軍団としては、今年ルクソールカフェが海外遠征を果たすなど存在感を取り戻しつつある。メモリアカフェもその流れに乗ることができるかが焦点となる。ただし、前走はダート1600m戦での勝利であり、今回は距離延長が課題となる。
芝路線からダートへ転戦してきたのが、オルフェーヴル産駒のクリノメイだ。チューリップ賞を勝ち、桜花賞にも出走した実績を持つが、本番では15着と大敗。その後はNHKマイルCには向かわず、ダート路線に切り替えてきた。芝からの転戦に加え、今回の距離延長も試練となるが、人気を落とすようなら馬券的に妙味のある1頭といえる。
地方所属馬ではニューイヤーズデイ産駒のプラウドフレールが注目される。ここまで8戦5勝という好成績を挙げており、浦和の桜花賞では見事に優勝。続く東京プリンセス賞では5着と敗れたが、今回は巻き返しを狙っての一戦で、南関勢の代表格として注目される。
また、園田からはコパノリッキー産駒のコパノエミリアが出走を予定している。14戦という豊富なキャリアに加え、ダート2000m戦での実績もあり、距離適性の面では有利といえる。駿蹄賞では5着に敗れたが、展開次第では穴馬として一考の余地がある存在だ。