【加付式“連番の法則”】朝日杯FSなど先週の回顧・検証

記事「【加付式“連番の法則”】朝日杯FSなど先週の回顧・検証」のサムネイル画像

19日、中山競馬場のパドックには一日中「ありがとう アーモンドアイ」の表示が掲げられ、全レース終了後のパドックにて、アーモンドアイの引退式が行われた。ラストランのジャパンカップで自身の持つ歴代最多GⅠ勝利数を更新すると同時に、史上初の「無敗の三冠馬」2頭との対決にも勝利。先輩三冠馬にして最強の証を自ら示した歴史的名馬の引退にあたり、レースや調教に騎乗したC.ルメール騎手、戸崎騎手、三浦騎手、管理した国枝栄調教師や椎本、根岸調教助手、生産者のノーザンファームから中島氏、そして最後に馬主のシルクレーシング・米本代表が同馬について振り返り、エピソードなどを語った。アーモンドアイの競走馬登録は同日抹消され、今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖馬としての生活を送ることになる。

その他、先週の主な記録やニュースとしては、ルメール騎手が19日の中山8Rにて2年ぶり2回目となる年間200勝を達成。須貝尚介調教師が20日の中京8RにてJRA通算400勝を挙げた。また先日の香港マイルに参戦したGⅠ3勝馬アドマイヤマーズが電撃引退を発表、スプリンターズSなど重賞5勝を挙げたタワーオブロンドンも引退を表明し、両馬ともに種牡馬入りすることとなった。

そして新型コロナウイルス感染症の再拡大、いわゆる第3波による拡大防止の観点からJRAは17日「年明け第1回の中山、中京、小倉開催においても引き続き『観客数の限定制限』を行う」ことを発表。さらに翌18日には「地方競馬との交流競走における騎手の騎乗に一部制限を設ける」ことも発表された。ライブ観戦者から感染者が出ないよう、我々競馬ファンもまだまだ警戒、協力が必要な状況に変わりはない。

さて先週のGⅠ「第72回 朝日杯フューチュリティステークス」では、7番人気グレナディアーズが早め先頭から押し切り勝利。生産者のノーザンファームはこれで3年連続の勝利となり、馬主のサンデーレーシングは意外にも11年ぶりの制覇となった。そして先週の同レースでも連番の法則、それも推奨の同枠・一組連番決着となった。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

12月19日
-中山阪神中京合計出現率(%)
ALL連番02138.3
一組連番4541336.1
同番20138.3
合計676--
出現率(%)50.058.350.0--
12月20日
-中山阪神中京合計出現率(%)
ALL連番10012.8
一組連番8952261.1
同番104513.9
合計1099--
出現率(%)83.375.075.0--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント

先週も3場開催の計72レースで、「一組連番」の出現数が35レース。「同番」が依然として通常より多めの計8レース、「ALL連番」が前週と同じ計4レースという出現回数。全体的には「50.0%~83.3%」と高確率出現はキープしていたが、先週は「一組連番」「同番」「ALL連番」といった組別的に、さらに開催日や開催場によっても偏りが見られた印象の週となった。

標準的な高確率に戻った「一組連番」。土曜は3場とも各4~5レースと出現数がやや少な目。阪神では配当も低めとなったが、中山では4回中2回の「同枠・一組連番」と10万超配当を記録。中京でも「同枠・一組連番」は4回中1回であったが、その1回を含めて2回の10万超配当となり、中山・中京ではそれなりに一発回収も叶ったのでは・・・。そして日曜には、出現数、同枠数ともに多発し、中山・阪神で各々8回、9回の大爆発出現。同枠回数も中山が8回中4回、阪神では9回中5回と半数以上を「同枠・一組連番」が占めた。また中京でも5回と回数こそ半数に届かなかったが、こちらでも5回中2回の「同枠・一組連番」を記録。配当も10万超は3場とも1回ずつとなったが、5万前後の万馬券を多数記録した。「購入点数を絞るのにお勧め」の同枠・一組連番の狙い易さと併せて、2週連続で「同枠・一組連番」が大活躍の週となった。

5週連続多発の後、前週やや下がった「同番」だが、先週も平均よりは多め。ただこの組では冒頭記した「偏り」が最も著しかった。土曜は、中山のみ複数回出現し、配当も先週唯一の100万超え超高額配当を記録。日曜は、中京のみ複数回、それも1日4回の爆発出現で最高配当も40万超。また、日曜中山では回数こそ1回であったが、2番人気との「同番」で45万配当となり、土日の中山、日曜中京で「同番」に挑まれた方、あるいは抑えた方には一発回収を含めて、好結果を得られたのではないだろうか。

最もお勧めしている「ALL連番」だが、この組も偏りがみられた。その偏りで良かったのは、唯一複数回を記録した土曜阪神。上位2・3番人気絡みの「ALL連番」で約4万配当、同枠2騎絡みから10万超配当と、いずれかを取れていれば一発回収も果たせたと思う。ただ、土日全場で計4回と出現数全体では2週連続「一休み」。そのかわり先週は、その4回中3回で同枠2騎絡み。しかも土曜阪神の10万超1回を含め、すべて万馬券配当であったので、「ALL連番」狙いで獲得できた方には、かなりの少額投資で的中できたのではないだろうか。

ここ数週おとなしめが続いた「万馬券の宝庫」最終R。回数的、配当的にチャンスは必ず来ると記してきた通り先週は大爆発。最終全6レースすべて万馬券で、10万未満の1桁万馬券中は1回だけ。残る5回は10万超の高額配当となり、6レース中5回は連番の法則決着。前記「同番」の先週唯一の100万馬券1回、「ALL連番」の同枠2騎絡みをはじめ10万超が3回と法則かつ高額配当満開となった。最終Rは常に「法則外」で狙い続けることを強くお勧めする。