【加付式“連番の法則”】キーンランドカップなど先週の回顧・検証

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JRAは27日、9月12日から10月4日までの「無観客開催継続」を発表。更に、一時運用していた騎手の「認定調整ルーム」を再開することも発表され、新型コロナウイルスへの対応で引き続き手綱を引き締めることとなった。というのも、徐々に有観客開催を再開しつつある地方競馬(川崎)で24日、「前週の大井競馬(16日~21日)で騎乗した騎手1名から、新型コロナウイルス感染症の陽性が確認された」ことから、同日の競馬開催を中止することが発表され、その後26日までの3日間開催中止を余儀なくされた。コロナ禍による競馬開催の中止は、中央・地方を通じて初のこととなった。

先に大井競馬場所属の調教師から新型コロナウイルス感染症の陽性が発表されており、南関東4主催者(大井、川崎、船橋、浦和)では、それぞれの所属騎手を対象にPCR検査を実施。結果、先に陽性確認された騎手の他5名、計6名(すべて船橋競馬場所属)の騎手の陽性が確認され、次回の船橋競馬開催は中止となった。

川崎競馬では、「所属騎手を川崎、浦和所属騎手に限定し、関係者の感染拡大防止策をより強化した上で」27日から開催を再開し、取り止めとなった3日間の代替についても「8月31日から9月2日に開催する」とした。

なお、19日の大井競馬でJRA交流競走に騎乗した内田、戸崎、菅原明の3騎手については「濃厚接触者にはあたらない」と判断され、先週の中央競馬での騎乗に影響はなかった。

先週の開催では、土曜札幌4Rで池添兼雄調教師(栗東)が、現役42人目となるJRA通算400勝を達成。

そしてメイン重賞。新潟2歳ステークスでは、1~3番人気の堅い法則外決着で、配当も万馬券には届かず。しかし、札幌のサマースプリントシリーズ第5戦「キーンランドカップ(GⅢ)」では、5番人気エイティーンガールが勝利し3連複、3連単ともに万馬券配当。こちらは連番の法則「一組連番」決着となった。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

8月29日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番20138.3
一組連番4591850.0
同番10012.8
合計7510--
出現率(%)58.341.783.3--
8月29日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番220411.1
一組連番5591952.8
同番031411.1
合計71010--
出現率(%)58.383.383.3--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント

先週の土日3場合計72レースでは、出現確率No.1の「一組連番」が実に半数以上の37レース、「ALL連番」が7レース、「同番」が5レースといった出現回数だった。ただ「同番」は、土曜全体で1回、日曜も小倉だけで3回と先週も偏った出現といえた。

連番の法則全体では、土曜小倉のみ「41.7%」と50%を割ったが、日曜小倉では「83.3%」と土曜を取り返す高確率。また、新潟は土日とも「58.3%」、札幌は土日とも「83.3%」と高確率を残した。

「一組連番」は、土日とも各9回ずつと札幌で大爆発出現。両日とも実に1日の75%を「一組連番」が占めた。配当も10万超が土曜4回、日曜3回を数え、一歩届かなかった9万台も土日で3回。そして10万超全7回の内、1・2番人気との「一組連番」が4回、3番人気との「一組連番」が1回であった。さらに土曜小倉7Rでは、同様に1番人気との「一組連番」から、先週唯一の100万超を輩出。ここ数週顕著に表れているが、やはり上位人気を軸に据える場合でも、とにかく両脇馬番を抑えておくことが思わぬ高額配当を手にするチャンスと思っていただきたい。

また、前記した重賞「キーンランドC」では、当コラム注目としている5番人気との「一組連番」で9万配当。そして、先週の「YouTube実践編『キーンランドC・展望』」で「特筆すべきは、サマースプリントシリーズ(全6戦)中最も牝馬が活躍するレース」と示した通り、勝利した5番人気のエイティーンガールと、3着した「一組連番」の9番人気ディメンシオンの牝馬2頭が今年も波乱を演出した。このデータ、来年も憶えておいて損はないのでは・・・。

2週連続不遇週となった「同番」は、先週は日曜小倉で3回出現し配当は全て万馬券。内2回はそれぞれ9万、10万となかなかの好配当。また同じ日曜の札幌4Rでは、2番人気との「同番」で40万配当を演出した。「同番・爆発週」とまでは言えなかったが、日曜小倉か札幌で狙い続けて取れた方には、1回でも十分な配当だったのではないだろうか。「同番」狙いの向きは、引き続き諦めず狙い続けることをお勧めする。

最も推奨の「ALL連番」は、全7回中3回が10万超。新潟の2回に至っては、2番人気からの「ALL連番」で50万超と注目4・5番人気絡みで80万超の超高額配当となった。「ALL連番」を最も推奨するひとつは「高額配当が多い」こと、そしてもうひとつは「少額投資で済む」ことである。「同番」も似たように高額配当が多いが、「同番」は相手点数が多くなりがちなのに対して「ALL連番」は少点数で挑めるのである。「同番」同様是非、諦めずにチャレンジし続けていただきたい。