【加付式“連番の法則”】マイルチャンピオンシップなど先週の回顧・検証

記事「【加付式“連番の法則”】マイルチャンピオンシップなど先週の回顧・検証」のサムネイル画像

今秋のGⅠシリーズ、1番人気の連勝が止まらない。先週の「第37回 マイルチャンピオンシップ」を勝利したグランアレグリア、同馬によるスプリンターズSから始まった1番人気の連勝記録はこれで6へと更新された(前週の5連勝で新記録)。そして同馬による短距離GⅠの年間3勝は、ロードカナロア以来、史上2頭目の快挙。さらに、牡馬混合GⅠでの牝馬の年間7勝も最多を更新(天皇賞・秋のアーモンドアイの6勝目で新記録)と、近年顕著な牝馬の活躍が際立っている。今回のマイルチャンピオンシップの結果から、少し気が早いが次週のジャパンカップの結果次第で「年度代表馬」の座は混沌としてくることは間違いないと思われる。今週末のジャパンカップ、3頭の3冠馬対決がますます楽しみになってきた。

その他先週は、主に海外GⅠで活躍し続けたディアドラが引退、日本には戻らず海外で繁殖入りする、というニュースが入ってきた。ディアドラは16年夏にデビューすると、翌17年に3歳3冠最終戦の秋華賞でGⅠ初勝利。18年には国内・海外ともに活躍(国内重賞2勝、海外GⅠドバイターフで3着、香港C2着)。そして昨19年からはドバイを皮切りに海外を転戦し、英国GⅠのナッソーSで海外GⅠ初勝利を挙げた。日本を含め計8カ国で出走し、通算33戦8勝(重賞5勝)。まずは拠点の英国に戻り、今後は欧州での繁殖牝馬生活に入る。

そして冒頭すでに記したGⅠ「マイルチャンピオンシップ」では、グランアレグリアの勝利から連番の法則決着。詳細はこの後の「組別」にて記すことにするが、先週からリニューアルしたYoutubeでの軸馬別推奨通りの法則決着となり、万馬券には届かなかったがマイルGⅠ馬3頭の決着としては、まずまずの配当といえた。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

11月21日
-東京阪神合計出現率(%)
ALL連番2028.3
一組連番641041.7
同番0114.2
合計85--
出現率(%)66.741.7--
11月22日
-東京阪神合計出現率(%)
ALL連番22416.7
一組連番741145.8
同番1128.3
合計107--
出現率(%)83.358.3--
11月23日
-東京阪神合計出現率(%)
ALL連番22416.7
一組連番43729.2
同番53833.3
合計118--
出現率(%)91.766.7--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント

先週は、2場3日間開催の計72レース。「一組連番」の出現数が28レース、と3週続けて出現率が低かった。しかしながら、先週も場別データをご覧いただくと土曜阪神の「41.7%」以外は、「58.3%~91.7%」とかなりの全体高確率に変わりなかった。「同番」が計11レースと3週連続で爆発出現し、さらに「ALL連番」も計10回と2週連続爆発出現となったのである。ここ数週に限っては、「一発回収の高額配当」が変わらぬまま、もはや「出現数は少ない」とも言えない、お勧めの2組が嬉しい悲鳴となって出現している。法則買いを実践されている読者の皆さんには、大満足の秋競馬となっていることを想像しているが・・・。

「一組連番」は、上記の通り出現回数が通常時より少な目で、特に阪神で少なさが目立った。ただ東京では最高配当180万馬券を筆頭に、10万超の高配当も含め出現数的にも通常レベルは保った。阪神でも前記日曜メイン「マイルチャンピオンシップ」では、当コラムお勧めの同枠・一組連番決着。「Youtube 実践編」の軸馬別推奨馬券での「1番人気グランアレグリアから入る方には、2・3着に4枠2騎の3連単をお勧め」した通りの決着で44倍配当。リニューアル初回からの推奨決着でホッと胸を撫で下ろした。全体的に出現数の少なかった阪神だが、この日曜には出現4回中3回を同枠・一組連番が占め、10万超高配当も出たので、日曜阪神で「一組連番」に挑んだ方には、良かったのではないだろうか。

爆発出現が3週連続となった「同番」は、3日目の月曜が2場とも凄かった。1日で3回出現の阪神では、1番人気との人気薄同枠と2番人気で万馬券。最終Rには1・2着の「同番」から、なんとも珍しい3着が3頭同着。3連複・3連単とも的中3通りとなった為に、一通りあたりは万馬券に届かなくなってしまったが、複数手に出来た方は万馬券配当を手に出来たはず。そして特筆すべきは月曜東京。4レース連続を含め、なんと5レースで「同番」決着したのである。「同番に同枠絡み」での58万をはじめ、23万など「同番」ならではの高配当はすべて、注目・3~5番人気との「同番」決着。その他も1・2番人気との「同番」からであったので、やはり一発回収のためにも「軸馬との同番」は常に抑えることをお勧めする。

「ALL連番」は、2週連続を含め、近4週中3週で爆発出現。しかも先週は、土曜阪神の他すべてで1日2回と偏りのない出現となり、どこで狙い続けても良かったと言えた。ただ、お勧めポイントの10万超高配当が日曜阪神での38万、1回だけと配当的には爆発とはならなかったのが残念。同じお勧めでも先週は「同番」に軍配が上がった印象であった。しかし配当的爆発もすぐまた現れるはずなので、とにかく狙い続けていただきたい。

「万馬券の宝庫」最終Rは、土曜東京でいきなり180万配当の「一組連番」が出現。「今週は期待できる」と思ったが、残る5回中、法則決着は3回。配当的にも少々物足りなかったが、最後の月曜阪神で前記「1・2着が『同番』決着の3着3頭同着」といった初めて目にする決着。「高額万馬券」とはならなかったが、珍しいことも起こるのが「最終R」。「ALL連番」同様、高額配当も確率高く必ず来るので、引き続きを狙うことをお勧めする。