【加付式“連番の法則”】関屋記念など先週の回顧・検証

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先週の競馬開催を翌日に控えた14日(金)、悲しいニュースが飛び込んできた。滋賀県の栗東トレーニングセンターで火災事故が発生し、人的被害は無かったものの競走馬4頭が焼死。その後、火災事故による「気管熱傷」のため安楽死処分となった競走馬1頭、その他、逃げ延びた中にも競走能力喪失の可能性がある馬もいるとのこと。火災原因など詳細不明ながら、今年に入って「北海道・吉田牧場」「岐阜大学・馬術部厩舎」につづいて3件目の競走馬の命を失う火災事故となった。コロナ禍の中、これ以上悲しい事故など起こらないことを願わずにはいられないのは筆者だけではあるまい。猛暑の中での火災、さぞかし熱く苦しかったに違いない・・・合掌。

さて先週の開催では、安達昭夫調教師(栗東)が、日曜小倉12Rで現役65人目となるJRA通算300勝を達成。また、20日に勇退する高橋義博調教師(美浦)は、日曜新潟5Rに送り出したキボウノヒビキが、最後の出走馬となった。同師は1999年に開業以来、JRA通算成績は3951戦132勝。2010年にはバシケーンで中山大障害(JGⅠ)を、2012年にはコスモオオゾラで弥生賞(GⅡ)などを制してきた。

波乱決着が続くメイン重賞。先週は、新潟の名物重賞「関屋記念(GⅢ)」で、4番人気サトノアーサーが勝利し3連複、3連単ともに万馬券配当。さらに開幕週の小倉メイン「小倉記念(GⅢ)」では、10番人気アールスターが勝利し、3連複25万、3連単137万の超高額配当が飛び出した。そしてその好配当は、関屋記念が「一組連番」、小倉記念では「ALL連番」が演出。夏競馬でも、軸馬選定さえ読みきれれば、連番の法則買いで超高額配当は近くなる・・・はずである。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

8月15日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番121411.1
一組連番6461644.4
同番220411.1
合計987--
出現率(%)75.066.758.3--
8月16日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番141616.7
一組連番4571644.4
同番00000.0
合計598--
出現率(%)41.775.066.7--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番等)は「同番」としてカウント

先週からは小倉開催が加わり、夏競馬も新潟、小倉、札幌のいわゆる「夏本番」のローカル3場開催となった。土日3場合計72レースでは、出現確率No.1の「一組連番」が32レース、「ALL連番」が10レース、「同番」が4レースの出現回数。「一組連番」は、ほぼ平均的な出現率といえたが、「ALL連番」は全10回と2週続けて多数出現し、しかも前週の土曜札幌の「1日5回」に近い「1日4回」を開幕週の日曜小倉で記録。対して「同番」は土曜札幌で0回、日曜に至っては全場で出現回数0回、と「ALL連番」と「同番」で対照的な偏った出現を記録した週となった。連番の法則全体では、日曜新潟のみ「41.7%」と5割を切ったが、その他では「58.3%~75.0%」と、ほぼ通常の高確率を残した。

「一組連番」は、前記の新潟メイン重賞「関屋記念」で3連複1.1万、3連単8.3万配当。3着に1番人気アンドラステが入っての好配当を演出したのは、勝利した4番人気サトノアーサーと2着に入った「一組連番」の8番人気トロワゼトワル。勝利馬は当コラム注目の3~5番人気該当馬であったことから、当コラムの読者で同馬を軸馬に選定できた方ならば、両脇(一組)馬番を抑えることで先週も高配当は獲得できたのでは・・・という回顧・検証結果といえる。ちなみに筆者は「YouTube実践編」で「トロワゼトワルに注目!」と配信し、軸馬は的中したのだが、「一組連番」を組まずに失敗。

また、先週3回の100万超配当も「一組連番」から1回出現(残る2回は「ALL連番」)。日曜札幌4Rでは、勝利した2番人気の「一組連番」に該当する9番人気が3着に入っての結果。上位人気を軸馬にした場合でも両脇馬番2桁人気ならば、やはり「好機到来」と捉え「一組連番」も組んでおくことが夢の高額配当に近づく手法のひとつといえるのではないだろうか。

先週の「同番」は、回数・出現率とも極少。前記したように日曜は全場で「1回も出現しない」という、珍しい週となり、特に札幌狙いの向きには、土日とも0回と超不遇の週となった。ただ、3週前の「ALL連番」不発週に「『珍しいほどの少回数や低配当』の後には、大爆発の週がくることが多々」と記した通り、前週・先週と「ALL連番」が爆発したことが、今度は「同番」に現れることも充分考えられる。「同番」狙いの向きは、諦めず狙い続けることをお勧めする。

最もお勧め”と推奨の「ALL連番」は、2週連続・大爆発。3場土日すべてで出現の全10回。前週の土曜札幌1日5回という最多出現回数には一歩及ばなかったが、日曜小倉で1日4回。配当も超高額100万超の3回中2回を「ALL連番」が記録。日曜札幌10Rで140万配当を記録した後の小倉メイン「小倉記念」でも137万配当。「小倉記念」では、注目3~5番人気のひとつ下ながら5番人気ノーブルマーズとは人気を分け合い、唯2頭の単勝10倍台「6番人気サトノガーネット」に注目できた方で、筆者「YouTube実践編」の「注目は5歳馬、3着には6歳馬」を視聴いただけた方には、この「ALL連番」で夢配当を手に出来た検証結果ではなかろうか。かくいう筆者は、札幌10Rで「ALL連番BOX」(\600投資)を組み「2頭入着したが、残る1頭が逆目で140万を逃す」という「小倉記念の一組連番」同様「軸馬的中から馬券を逃す」結果に。

ただ、皆さんに推奨しているように、これからも諦めずに少額投資の「ALL連番」に挑み続けようと思う。

高額万馬券の宝庫最終レースは、先週は土日の6機会中4回が万馬券。ただ連番の法則決着は2回のみで、配当も一桁万馬券。唯一の10万超を含めた残る2回は法則外決着。先週は、やや残念な結果に終わったが最終レースが大逆転の好機なのは変わらないので、最終レースチャレンジは、引き続きお勧めする。