【加付式“連番の法則”】関屋記念など先週の回顧・検証

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夏競馬も後半戦に入り、北海道そして小倉が今年の最終開催に入った先週。重賞は、新潟で「第56回 関屋記念(GⅢ)」、小倉で「第57回 小倉記念(GⅢ)」が行われた。

関屋記念は、4番人気ロータスランド(田辺騎手)が勝利し、2着に6番人気カラテ、3着に1番人気ソングラインが入った。ロータスランドは嬉しい重賞初制覇。また、小倉記念では6番人気モズナガレボシ(松山騎手)が格上挑戦での重賞初勝利を挙げ、2着5番人気ヒュミドール、3着8番人気スーパーフェザー。1着3着の連番の法則「同枠・一組連番」が好配当を演出した。

先週一週間の主なニュース

武士沢友治騎手
14日新潟2Rで、史上38人目、現役24人目のJRA通算11,000回騎乗を達成。
グランアレグリア
息遣いの違和感から12日に喉を手術。手術は簡単なもので、経過が良好なら次走は予定通り10月31日の「天皇賞・秋」を目指すとのこと。
ディープボンド
すでに今秋の凱旋門賞(GⅠ、10月3日、仏・パリロンシャン競馬場)への参戦を表明しているが、鞍上が昨年の凱旋門ジョッキー「C.デムーロ騎手(29・イタリア)」に決まった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

8月14日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番23(2)2(1)719.4
一組連番6(1)46(1)1644.4
同番10012.8
合計978--
出現率(%)75.058.366.7--
8月15日
-新潟小倉札幌合計出現率(%)
ALL連番02(2)138.3
一組連番7(2)7(2)62055.6
同番112(1)411.1
合計8109--
出現率(%)66.783.375.0--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

新潟・小倉・札幌での夏競馬・最終3場開催となった2日間計72レースで「一組連番」が計36レース、「ALL連番」が計10レース、「同番」が計5レースという内訳。「一組連番」は通常ペース、「同番」やや低調、「ALL連番」が好調な週と言えた。組別の上表をご覧いただけば、「同番」は日曜「ALL連番」は土日ともが好調であったことがお分かりいただけるかと思う。配当的にも「一組連番」の100万超1回(218万)の他、10万超99万未満だけでも9回と3週連続でかなりの好配当多発となった。全体的にみても全場出現率は、土日とも全場で半分以上の「58.3%~83.3%」と高確率出現。連番の法則としては5週連続での好結果となり、軸馬次第で的中率・回収率アップともに果たせたのではないだろうか。

先週の「一組連番」は、土曜小倉の「1日4レース」以外はすべて1日の半数以上を占め、10万超の高額も複数回。中でもメインレースは、冒頭の「小倉記念」での同枠・一組連番をはじめ、土日の6メインレース中4レースが「一組連番」。特に札幌では2日間とも10万超高額配当のメインレースとなった。出現率で最も安定の「一組連番」だが、10万超だけで8回、100万超の200万馬券もあり、先週も軸馬の隣(下一桁)を抑えることが好結果をもたらす、といえたであろう。

際立った好調ぶりを持続してきた「同番」だが、先週は「『同番』にしては・・・」やや低調であったか。特に土曜は新潟での1回のみで配当も堅め決着となり、ハズレ日となった。ただ日曜には調子を取り戻し、3場すべてで出現。新潟では「推奨末人気との同番」から20万、小倉でも同じく「推奨末人気との同番」から約8万配当となった。そして札幌では「狙い傾向」としている連続出現から複数回を記録し、いずれも軸馬は推奨人気内からで、配当はともに5万超。連続2つめとなった第9Rでは「同枠2頭絡み」かつ「一組連番」も重なってのものとなった。「同番」の買い目点数を絞るのには、連番の法則の狙い目傾向を複数併せての買い方が「お勧め同番術」である。先週は若干落ちた「同番」出現率だが、夏競馬に入っても平均的に堅調なので、まだまだ狙い続ける価値はあるはずである。

前週まで振るわない週が続いた「ALL連番」が、ようやく復調をみせた先週。土曜は3場とも、そして日曜も小倉では1日複数回の出現となった。10万超という爆発的な高額配当とはならなかったが、万馬券に届かなかったのは全10回中わずか2回。さらに半数の5回は狙い目傾向としている同枠2頭絡みであったので、投資金額をかなり抑えての複数回的中も叶ったのではないだろうか。高額配当も必ずや訪れるので、「少額投資」の同枠2頭絡みの「ALL連番」は是非、抑えてほしい。

「万馬券の宝庫・最終R」は、全6レース中4レースの「法則決着」。新潟のみ土日とも「法則外」であった。「一組連番」「同番」が各1回、「ALL連番」が2回という内訳で、小倉・札幌では狙い易かったと思うが残念ながら配当はすべて一桁の10万未満万馬券であった。一発逆転の万馬券の宝庫とはならなかったが、前週までのような高額配当の確率は高いのが最終R。引き続き、諦めずに挑んでいただきたい。