【加付式“連番の法則”】天皇賞(秋)など先週の回顧・検証

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今週はまず、都合により休載した前週のメインレースを中心とした簡単な振り返りを記しておこうと思う。

前週は3場2日間とも確率メインの「一組連番」を中心に全体で58.3%~83.3%の出現率を残した。大型配当は少なかったが、出現率としては「まずまず」といったところであった。際立った推奨術としては「同枠・一組連番」が、土曜東京9回中4回、日曜新潟5回中3回をはじめ満遍なく出現した。メインレースの出現傾向としては、富士ステークス(GⅡ)など東京で土日とも「同枠・一組連番」決着、菊花賞(GⅠ)など阪神では土日とも「同番」決着となったことであった。

さて今年の新潟最終週をむかえた先週、日曜東京にて「第116回 天皇賞・秋(GⅠ)」が行われた。また前日土曜には東京で「第11回 アルテミスステークス(GⅢ)」が、阪神では「第65回 スワンステークス(GⅡ)」が行われた。

天皇賞は、春のクラシックを制した2頭が不在にも関わらず、単勝10倍未満の上位5頭中3頭を3歳馬が占めた。勝ったのは、春の2冠でともに2着に終わったものの1番人気(2.6倍)に推されたイクイノックス(C.ルメール騎手)。単騎大逃げのパンサラッサをゴール前で捉え、嬉しいGⅠ初制覇(重賞2勝目)となった。2着7番人気パンサラッサ、そして3着にもやはり3歳馬から春の2冠でともに4着のダノンベルーガが入り、残念ながら「法則外」決着であった。

前日の2重賞では、アルテミスSが「法則外」決着に終わったが、スワンSでは勝った4番人気ダイアトニックと10番人気2着のララクリスティーヌの「同枠・一組連番」決着となり、3連複7.1万、3連単40万の大型配当となった。

では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

10月29日
-東京阪神新潟合計出現率(%)
ALL連番2(1)0025.6
一組連番6(4)5(2)8(2)1952.8
同番02025.6
合計878--
出現率(%)66.758.366.7--
10月30日
-東京阪神新潟合計出現率(%)
ALL連番2(1)04(3)616.7
一組連番3(1)8(4)6(1)1747.2
同番20025.6
合計7810--
出現率(%)58.366.783.3--
  • ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
  • ※( )内は同枠2頭が入った回数

新潟最終週の3場、2日間計72レース。法則決着の内訳は、「一組連番」が計36レース、「ALL連番」が計8レース、「同番」が計4レース。日曜東京を除いて「一組連番」が順当に確率メインを示し、「ALL連番」が今秋好調を持続した。高額配当面では、「100万超1回、10万超11回」を記録し、メインレースでも冒頭のスワンSの他、日曜新潟・ルミエールオータムダッシュ(L・千直)でも10万超高配当となった。

「一組連番」は確率メインの多数の中、先週も「同枠・一組連番」が躍動した。回数的には土曜東京で6回中4回、日曜阪神では4レース連続での8回中4回など。高額配当も10万超だけで6回、そして先週唯一の100万超も記録。土曜東京からの100万超は、3番人気と13番人気の「一組連番」からで、3連複50万、3連単258万馬券となった。スワンSなどの「同枠・一組連番」や「1番人気3着付け」からも10万超を2回記録した。数多い「一組連番」からは、推奨術や「人気薄・一組連番」に目を光らせて狙おう。

「ALL連番」は休載の前週に7回、そして先週も8回とその前の2週連続9回と併せて4週連続爆発し続けている。先週際立ったのは、1日4回固め打ちの日曜新潟で、4回すべて10万超高額配当となった。4回すべて推奨人気「軸馬」からで、うち3回は「同枠2頭絡み」。最終週の最終日曜、ローカル開催の新潟に「ALL連番」で挑んだ方は、大型配当を複数回手に出来たのではないだろうか。有力騎手が中央開催に偏りがちな日曜、今後も土曜よりも日曜にローカル開催に的を絞るのも手かもしれない。

「同番」は、土曜阪神と日曜東京で各2回の計4回のみ、と「不発」といえた先週。持ち前の大型配当も、10万に届かずの8.5万が最高であった。長期好調を続けていたが、今夏から今秋にかけては「ALL連番」に押され気味。ただ、少回数とはいえ「同番」の一番の魅力の高額配当は、常に期待できる。復調モードを期待して挑み続けたい。

先週の「最終R」は全6回中4回の「法則決着」。そして「5回に1回以上の10万超」は、日曜新潟から出現。「1番人気3着付け」の「一組連番」からで、53万配当を記録。「最終R」だけでも法則を使って10万超を狙ってみてほしい。