【川崎記念2025予想】連覇かかるライトウォーリア、今年も地方馬が主役となるか?
9日水曜日、川崎競馬場ではダート2100mで行われるJpn1・川崎記念が開催されます。ドバイワールドカップにフォーエバーヤング、ウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロ、ラムジェットらが参戦している影響で、例年よりもやや小粒なメンバー構成となっていますが、昨年から4月上旬開催へと移行され、1着賞金は1億円。JBCクラシックや帝王賞、東京ダービーと並ぶ地方競馬最高賞金の一戦として注目が集まります。
昨年は地方所属のライトウォーリア(マジェスティックウォリアー産駒・8歳牡馬)が勝利を挙げ、久々の地方馬による戴冠となりました。そのライトウォーリアが今年も参戦を予定しており、ここ2戦はともに2着と勝ち切れてはいないものの、中央勢の戦力が手薄な今年のメンバー構成であれば、連覇の可能性も十分にありそうです。
中央馬の中で中心視されているのは、芝・ダートの双方で好成績を残しているサンライズジパング(キズナ産駒・4歳牡馬)です。これまで大きなタイトルには手が届いていませんが、前走のフェブラリーステークスでは2着に健闘しており、今回はG1級の強敵不在となれば、念願のタイトル獲得に絶好の機会といえそうです。栗東・音無厩舎の解散により、現在は栗東・新谷厩舎の所属馬として登録されており、今回も引き続き幸騎手とのコンビで挑みます。独特な6回のコーナーを回る川崎2100mのコース形態は懸念材料ですが、メンバーレベルを考えると克服しても不思議はありません。
また、同じく中央から出走予定のグランブリッジ(シニスターミニスター産駒・6歳牝馬)も見逃せない存在です。ダイオライト記念2着、東京大賞典5着と牡馬相手にも健闘を続け、JBCレディスクラシックで2着に入る有力牝馬で、今回は川田騎手とのコンビで挑戦予定。人気の盲点になるようなら、波乱を演出する一頭となり得るでしょう。
さらに、ベテランのメイショウハリオ(パイロ産駒・8歳牡馬)も注目です。昨年のJBCクラシック2着以来、今年初戦となったフェブラリーステークスでは6着に敗れましたが、今回の川崎記念ではキャリア最長となる2100mに初挑戦します。距離適性が鍵となりますが、これまでの実績からも軽視は禁物で、馬券妙味のある存在といえそうです。