キーンランドカップ(2015)の予想と見解、データが導く4つの買い要素

全6戦あるサマースプリントシリーズも第5戦目となりシリーズはもう終盤戦だ。今週は「第10回キーンランドC(G3)」が札幌・芝1200mで開催される。まだ開催10回と比較的歴史の浅いレースに思えるが、正確には'05年に重賞レースに格付けされてからの開催回数となるので、格付け前からだと'96年から開催されているレースとなる。

'05年に行われたレースはまだ格付け前のレースだが、それを含めたキーンランドカップの過去10年の1~3着馬のデータを以下にまとめてみた。

キーンランドCの過去1~3着馬

1~3着(人気)前走前走着順(前走人気)
20051-モアザンベスト(4人気)立待岬特別(500万下) 1着(10人気)
2-ウインドヴェイン(5人気)羊ヶ丘特別(1000万下) 6着(8人気)
3-フィーユドゥレーヴ(7人気)羊ヶ丘特別(1000万下) 4着(9人気)
20061-チアフルスマイル(4人気)クイーンS(G3) 5着(5人気)
2-シーイズトウショウ(1人気)函館スプリントS(G3) 2着(1人気)
3-ビーナスライン(2人気)函館スプリントS(G3) 1着(13人気)
20071-クーヴェルチュール(4人気)アイビスSD(G3) 3着(5人気)
2-アグネスラズベリ(2人気)函館スプリントS(G3) 1着(3人気)
3-ワイルドシャウト(3人気)函館スプリントS(G3) 4着(7人気)
20081-タニノマティーニ(16人気)UHB杯(OP) 5着(6人気)
2-ビービーガルダン(2人気)札幌日刊スポーツ杯(1600万下) 1着(1人気)
3-キンシャサノキセキ(1人気)函館スプリントS(G3) 1着(1人気)
20091-ビービーガルダン(2人気)読売マイラーズC(G2) 8着(6人気)
2-ドラゴンウェルズ(13人気)UHB杯(OP) 5着(9人気)
3-グランプリエンゼル(1人気)函館スプリントS(G3) 1着(1人気)
20101-ワンカラット(2人気)函館スプリントS(G3) 1着(2人気)
2-ジェイケイセラヴィ(6人気)アイビスSD(G3) 2着(3人気)
3-ベストロケーション(8人気)CBC賞(G3) 14着(2人気)
20111-カレンチャン(1人気)函館スプリントS(G3) 1着(1人気)
2-ビービーガルダン(6人気)安田記念(G1) 15着(17人気)
3-パドトロワ(4人気)UHB杯(OP) 1着(1人気)
20121-パドトロワ(3人気)アイビスSD(G3) 1着(7人気)
2-ダッシャーゴーゴー(1人気)CBC賞(G3) 3着(1人気)
3-テイエムオオタカ(4人気)札幌日刊スポーツ杯(1600万下) 1着(1人気)
2013
(※)
1-フォーエバーマーク(4人気)アイビスSD(G3) 2着(3人気)
2-ストレイトガール(1人気)UHB賞(OP) 1着(2人気)
3-シュプリームギフト(6人気)UHB賞(OP) 9着(3人気)
20141-ローブティサージュ(3人気)函館スプリントS(G3) 2着(6人気)
2-レッドオーヴァル(1人気)札幌日刊スポーツ杯(1600万下) 1着(1人気)
3-マジンプロスパー(5人気)高松宮記念(G1) 18着(10人気)

※函館開催

(1)上位人気馬

過去10年で、1番人気は【1-4-2-3】と勝ち馬こそ少ないが、2着には4回も入着しており馬券にはよく絡んでいる。次いで2番人気は【2-2-1-5】とこちらも馬券によく絡む。2年に1回は馬券に絡んでいる計算になるが、'11年からは絡んでいない。データ的には3着以内には入着する確率が高いので、そろそろ2番人気が絡んでくるか。

2ケタ人気の人気薄が馬券に絡んだのは過去10年で2頭のみで、比較的人気上位が好成績をあげている印象だ。しかし、2ケタ人気の馬も5年に1回は馬券に絡んでいる計算だが'09年以降は絡んできていない。こちらも注意が必要である。

(2)函館スプリントS組

前走は重賞から進めてくる馬が圧倒的に強い。とくに函館スプリントS(G3)【3-2-4-18】と、アイビスSD(G3)【3-1-0-18】は優秀で抜群の安定感を誇る。しかし今年はアイビスSD組は8着だったレンイングランド(牡3)1頭のみの出走となっている。

函館スプリントSはキーンランドCまで中9週あるが、函館競馬場と札幌競馬場は同じ洋芝が舞台だし、そこで行われたスプリント重賞で上位争いに加わっていた馬がいるならさすがに軽視はできないだろう。

(3)前走3着以内

前走の着順を見る限り、前走の順位が良い馬が好走している傾向にある。例えば、過去10年でアイビスSD組は4頭の馬が2着以内に入っているが、この4頭は全て前走3着以内に入っている馬だ。

さらに、函館スプリントS組の場合、過去10年で9頭の馬が3着以内に入っているが、9頭中8頭の馬が前走で2着以内に入っている。函館スプリントS組は前走の人気に限らず連対馬なら無条件で要注意だ。

(4)穴狙いならUHB賞組

前走UHB賞(OP)からの馬の好走もチラホラ目立つ。UHB賞で1番人気に推されてキーンランドカップで優勝した強者もいるが、UHB賞5着馬が2頭も絡んでおり、9着馬もいる。UHB賞では敗れたがキーンランドカップで巻き返しを狙っている馬には要注意だ。穴を狙うならこのあたりが狙い目か。

まとめと今年の見解

今年も面白い馬が揃っている。今年の函館スプリントSを優勝し、現在3連勝中と波にノッているティーハーフ(牡5)が1番人気が濃厚だ。データ的には連対率が高い1番人気は信頼度が高いが、使い詰めによる疲れを不安視する声もある。4連勝となれば大したものだ。

今年はアイビスSDから来る馬が少なく、UHB賞組が多い。中でもUHB賞で3着に入着したレッドオーヴァル(牝5)は約10ヶ月ぶりに馬券に絡んで次走は待望の重賞初制覇が期待される。ティーハーフに次ぐ2番人気が有力だが、データ的にも優秀な"2番人気"は注意が必要だ。

いかがだっただろうか?過去の1~3着馬とその前走のデータだけでもある程度は絞ることができるたのではないだろうか?上記はほんの一部のデータでしかないが、皆様の予想に少しでも役に立てば幸いである。