【欅ステークス2025予想】G1戦線への登竜門、今年も4歳馬が主役か?

今週土曜の東京メインレースには、ダート1400mで行われる4歳以上オープン「欅ステークス」が開催。
このレースからは、2021年のタガノビューティー、2022年のレモンポップ、2023年のコスタノヴァといった、後にG1戦線で活躍する馬が輩出されており、今年の勝ち馬にも自然と注目が集まる。
過去5年の傾向を見ると、1番人気と2番人気の馬が計7回連対しており、比較的堅い決着が目立つ。一方で、3着には二桁人気馬が3度も入っており、波乱の余地も残る。馬券を構築する際は、本命サイドを軸にしつつも、ヒモは広めに押さえる戦略が有効といえる。
世代別では、4歳馬が5年連続で勝利しており、特に1〜2番人気に支持された4歳馬は4勝・2着1回と抜群の成績を残している。今年もこの傾向は見逃せない。
注目はリアルスティール産駒の4歳牡馬・ビダーヤだ。鞍上にはレーン騎手が予定されており、兄にシャケトラを持つ良血馬。芝ではなくダートで頭角を現し、現在はダート1400mで連勝中と勢いに乗っている。上位人気に推されるなら、勝ち負けは必至だ。
そのほかの4歳勢では、戸崎騎手に乗り替わるパレスマリス産駒の4歳牡馬・インユアパレスが、主戦場だった1200mから距離延長となる点がポイント。対応できればチャンスは十分にある。
また、横山武史騎手が手綱を取る予定のパイロ産駒の4歳牡馬・ナスティウェザーも面白い1頭。昨年の3勝クラスを勝ち上がった後、重賞すばるステークスでは6着に敗れたが、東京ダートでは2戦1勝と適性は高い。休み明けでも人気が落ちれば、妙味ある伏兵として注目すべき存在だ。