名種牡馬キングカメハメハが引退、14年の種牡馬生活に終止符

日本を代表する名種牡馬キングカメハメハが、種牡馬を引退することが明らかになった。9日、社台スタリオンステーションの事務局が明かした。

キングカメハメハは今年で18歳。近年は体調不良もあって種付け数を抑制していたが、それでも毎年コンスタントに種付けをこなしていた。しかし、今年はついに種付けを見送り、種付けがゼロとなった。その後も体調に良化の兆しが見られないことから、そのまま種牡馬を引退することが決定した。

キングカメハメハは2004年のNHKマイルCを制すと、続く日本ダービーも優勝しG1を2勝した。同年の秋初戦の神戸新聞杯も制した後に屈腱炎を発症し、現役を引退した。

その後は2005年に社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、2011~2013年は種付頭数で3年連続首位となるなど種牡馬として大活躍し、いまや国内の生産界に欠かせない名種牡馬となった。その後も、短距離GIを制したロードカナロア、2015年の二冠馬ドゥラメンテ、2010年の三冠牝馬アパパネ、香港G1を制し種牡馬としても活躍中のルーラーシップなど、数多の活躍馬を輩出した。

今後は引き続き社台スタリオンステーションで、功労馬として繋養される予定。キングカメハメハ号、お疲れ様でした。