【東海S予想2020】古豪キングズガード、末脚爆発なるか

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昨年初頭には上がり馬としてフェブラリーステークスを制したインティでしたが、好不調の波が激しすぎて取捨が難しかった馬として挙げられることも多いのではないでしょうか。そんなインティが、今週の日曜京都メインの東海ステークスに出走します。

昨年の勝ち馬でもあり連覇のかかる1戦になりますが、今年は京都開催に変更というのがこの馬にとってどう影響するか、といった懸念があります。昨年の戦歴の中でも一際目立つのが京都で開催された、みやこステークスでの15着惨敗でしょう。とはいえ鞍上が乗りなれていなかった川田騎手での参戦だったという点もまた取捨を悩ませる要因となります。

また、強力な先行馬スマハマも参戦してくるため楽に逃してはもらえそうにないというのも主戦の武豊騎手としては頭の痛いところかもしれません。

ここ数年はテイエムジンソクをはじめ、人気を背負った逃げ、先行馬が結果を出してきたレースでしたが、開催が京都コースとなると昨年までの中京コースでのデータもあてにならない面があります。前に人気馬がつける展開なら狙いは後ろの馬からと考え、今回狙ってみたいのが、今年で9歳になったキングスガードと秋山騎手のコンビです。

前走のチャンピオンズカップでは13番人気と人気薄ながら馬群を縫うように追い込んできて5着に入り、馬券圏内とまではいかないまでも厩舎サイド、オーナーサイドからすれば上々といえる結果を収めました。また、昨年の内容を見ると唯一掲示板を外したプロキオンステークスでも勝ち馬から5馬身もなく、展開しだいで突き抜けるだけの脚はまだまだ持っていると思われます。

明け9歳はいかにも厳しそうですが、古くはメイショウキオウをはじめ、寒い時期の重賞で大穴をあけてきている秋山騎手とのコンビは不気味です。

先述のとおり展開も前にインティ、スマハマの人気両頭がいるだけに、ほかの有力どころといえるエアアルマス、アングライフェンなどもインティを射程圏に入れる4,5番手を狙ってくる展開となりそうです。一方キングズガードは前が激流になればなるほど漁夫の利が狙えるポジションで競馬ができる馬なので、そういった意味では、みやこステークス勝ち馬のヴェンジェンスにも流れは向きそうですが、馬券検討するうえで同一条件であれば配当の大きな方を重視したいと考えると、今回はキングズガードから狙っていきたいですね。