【すみれS】DMMのキタノコマンドール、注目の2戦目

IT企業大手のDMM.comが展開する「DMMバヌーシー」の競走馬の一頭、キタノコマンドール(牡3、池江泰寿厩舎)が、今週25日に阪神9Rで開催されるすみれステークス(OP、阪神・芝2200m)に出走する。

C.ルメール騎手とのコンビで臨んだデビュー戦は阪神の芝2000m。好スタートを決めて5番手から追走し、終始外から回って直線へ。メンバー最速の上がり33秒5の末脚で、スローの瞬発力勝負を制した。

「ペースが遅かった。4コーナーで大外に出して長く脚を使った。最後の加速が速かった。2000m以上がいいし、最後は少し内にモタれたが、内容は悪くなかった」

鞍上のルメール騎手も持続力のある末脚とスピードにのってからの加速を高評価。クラシックを意識できる素材と言えるだろう。

現在、新規一口馬主クラブとして立ち上げた「DMMドリームクラブ」はこれまで3頭の馬がデビューしたが、新馬を勝ち上がったのはこのキタノコマンドール1頭のみ。先にデビューしたディープシャインとアイワナシーユーは新馬戦を敗れ、未勝利戦でも苦戦中といった状況だ。

良血馬をズラリと揃えてはいるが、初年度の成績如何で今後の動向が変わって来るだけに、陣営としては唯一勝ち星を挙げているキタノコマンドールに先陣を切ってオープン勝ちを果たしてもらいたいところだろう。