【東風ステークス2025予想】人気馬不振の波乱レース、カギを握るは先行馬&ベテラン勢

今週日曜日、中山競馬場の第10レースでは、芝1600mの4歳以上オープン・リステッド競走「東風ステークス」が行われます。今年は12頭立てでの開催が予定され、波乱含みの一戦となりそうです。

過去5年のデータを振り返ると、逃げ馬が1勝、先行馬が4勝・2着3回を記録しており、前残りの傾向が顕著です。また、前走の距離別成績では、同じ芝1600mを走ってきた馬が好成績を収めています。さらに、昇級初戦の馬も【1-1-0-1】と連対率が高く、今年この条件に該当するタシットは積極的に狙ってみたい1頭です。

一方で、人気馬の信頼度は低め。過去5年で1番人気と3番人気は未勝利、2番人気も1勝のみという結果になっており、別定戦ながら波乱の展開が予想されます。世代別では4歳馬が2着以内に入っておらず、今年の該当馬キープカルムも直近2戦で勝ち切れていない点を考えると、不安が残る状況です。

対照的に、7歳以上のベテラン勢が健闘する傾向が見られます。今年はダディーズビビッド、ディオスバリエンテ、グレイイングリーンといった実力派が参戦予定で、注目したいところです。

中でもディオスバリエンテは、父キングマンボ系×母サンデーサイレンス系という相性の良い血統背景を持っています。前走の中山金杯では17着と大敗しましたが、3勝クラスまでは芝1600m~1800mを中心に使われており、今回は2ハロンの距離短縮で条件が好転する可能性が高いでしょう。人気薄が予想されるものの、穴馬として一発を狙う価値のある存在です。

データ通りなら先行馬&高齢馬が有利な一戦。今年の東風ステークスも、波乱の結末が待っているかもしれません。