競馬好きのカンが、小倉2歳ステークスでのブンブンブラウの激走を予感!

記事「競馬好きのカンが、小倉2歳ステークスでのブンブンブラウの激走を予感!」のサムネイル画像

2015年9月6日(日)小倉競馬場11Rで行われる第35回小倉2歳ステークス。一昔前までは、あくまで地方競馬の2歳重賞で、出走馬は早熟傾向で将来的にもそんなに活躍する馬もいないだろう的なレースでした。

ところが、ここ数年はちょっと違ってきています。今年の夏、アイビスサマーダッシュ、北九州記念を連覇したベルカントをはじめ、のちにスプリンターSを勝ったアストンマーチャン、短距離重賞の常連と言えるダッシャーゴーゴー、スギノエンデバー、エピセアロームなど古馬になっても重賞戦線でも活躍する馬が出走してきているレースなのです。

今年は、橋口厩舎の2戦2勝のキンサシャノキセキ産駒のシュウジが評判となっています。480kmを超える馬体や2戦とも楽勝のレースっぷりからも古馬でも活躍しそうな期待のもてる馬と言えます。でも今回私は、同じくキンサシャノキセキ産駒のブンブンブラウに好走の予感をしています。

ブンブンブラウは2戦目の未勝利戦を勝ち上がったのですが、その勝ちっぷりが秀逸でした。道中7番手から直線で外に出すと一瞬もたつきがあったにも関わらず、ぐいぐいっと伸びて差し切りました。もたつきは1200mよりももっと長い距離への適性を思わせましたが、1200mへの慣れが見込め初の1200mとなるシュウジよりもその点でプラスと言えます。さらにやや重の馬場を34秒台で差し切ったのですが、今年の出走予定馬14頭の中で前走上がり35秒を切ったのはこの馬だけです。さらにさらに、前走逃げ切り勝ちの馬が14頭中7頭もいるメンバーならばハイペース必死です。差し切った実績のあるブンブンブラウは展開面でも有利と言えます。それだけに激走する下地は十分でしょう。

あとはキンシャノキセキ産駒の将来性が気になるところですが、ブンブンブラウの母の母リンデンリリーは当時3歳の秋に行われていたエリザベス女王杯を勝った名牝です。その孫なら秋以降の活躍も楽しみになってきます。

第35回小倉2歳ステークスは、秀逸な前走と展開面で有利と見込めるブンブンブラウの激走が容易に想像でき、今からかなり楽しみな馬です。