フルゲート×2の登録数!大人気の特別戦・香嵐渓特別

3場所開催ということで、相手関係の見極め・輸送・ジョッキーの確保など、ある意味調教師がいちばん忙しい時期ともいえる夏競馬。当然、出走馬も分散されるわけで、フルゲート割れのレースもあります。

ですが、そんな中、夏休みのディズニーランドばりの混雑が予想される大人気レースが中京競馬場の日曜10Rに開催される香嵐渓特別。紅葉やカタクリの花などが有名な愛知の名勝の名を冠したダート1400mの1000万条件戦。別定戦です。

登録頭数からまず見ていきましょう。なんとフルゲート16頭に対して登録が31頭です。なんと約2倍。つまり半数近くが出走できない、という異常事態。もちろん登録のみにとどめている馬もいるにはいるんでしょうが、この頭数は異常です。

そんな中、どう馬券検討すればいいのか?流しもつらいしボックスもつらい。ところが過去4年の同名レースから傾向を見ていくと、あっさりと軸馬が絞れます。

この時期ですので、準オープンからの降級馬にどうしても目移りしてしまいますが、このレースは現級にいる馬が強い。かつ前走2着と、そろそろ卒業が見込める馬が(3,1,0,1)と圧倒的な成績を残しています。

31頭中、該当馬は果たして何頭いるのか?なんと4頭しかいません。アナザーバージョン、ゴールデンバローズ、ナンヨーカノン、ハラペーニョペパー。さらに絞れるデータとして、前走4コーナーで5番手以内で競馬をしていた馬が過去4年すべて勝利。ここで想定では印が厚い2頭であるアナザーバージョン、ゴールデンバローズが脱落。

残る2頭は4歳牝馬のハラペーニョペパーと6歳牝馬のナンヨーカノン。世代別成績を見ると連対率が4歳馬は20%、6歳馬は17%。ほぼ互角と見られますが、2勝をあげている4歳馬にやや分があるように思えます。

というわけで、今回の推奨馬は前走東京コースで逃げ粘ったハラペーニョペパー。もちろんオッズとにらめっこでナンヨーカノンが思ったより人気がないようであればそちらからいくのも手ですね。