【名鉄杯2021予想】G1降着の無念を新天地で晴らしたいクリノガウディー

今週土曜の中京競馬メインレースには、フルゲート16頭に対して登録23頭と大人気のレースとなった4歳以上オープンのダート1400m別定戦・名鉄杯が組まれています。

多くの競走馬が集まった理由にはスプリンター、マイラーともに参戦しやすい1400mという舞台設定もありそうですが、春を迎えるにあたって心機一転を計りたい芝からの転進組も多く、大混戦のレースといえます。

前走芝からの転向組の中でも注目したいのが、昨年は高松宮記念に出走し、1位入線となったものの斜行により降着となって以降、思うような結果が残せていないスクリーンヒーロー産駒のクリノガウディーです。

降着とその後の不振の因果関係は定かではありませんが、陣営としても新味を期待してのダート転向と見られるだけに、興味深い参戦といえるのではないでしょうか。

昨年は高松宮記念降着後、CBC賞では1番人気で二桁着順、続く関屋記念ではシンガリ負けを喫するなど大敗も目立つようになっていましたが、秋にスプリンターズS5着や阪神カップ5着の戦績もあるように、大敗もあれば善戦もあるムラのある戦績となっているだけに、馬券検討で取捨選択するのが難しい1頭といえるかもしれません。

ただ、これまで20戦してきて今回初めてのダート参戦という点と、ホッコータルマエやブルーコンコルドなど、ダートG1馬の背中を知っている幸騎手騎乗という点も今回は買い材料といえるかもしれません。

芝の実績馬だからといって通用するほどダートも甘くはないですが、混戦模様でオッズも割れそうなだけに、ダート適性は未知数ですが、単勝で狙ってみる手もありそうですね。