【京都大賞典2016予想】春は消化不良だったラブリーデイ

昨年は重賞6勝、その内GⅠ2勝と完全覚醒した2015年のラブリーデイ。今年の春の活躍も大いに期待されたが、産経大阪杯、QE2世C、宝塚記念といずれも4着になる非常にもどかしいレースが続いた。やはり決め手に欠ける部分があるので、そこを補う必要がある。デムーロ、モレイラ、ルメールと春の3戦は全て外国人ジョッキーを起用したが、いずれも4着が最高。この3人の中でラブリーデイに騎乗した事のあるジョッキーはルメール騎手だけだった。そのルメール騎手は昨年の天皇賞(春)では8番人気8着だったが、直前の阪神大賞典でもシュタルケ騎手で6着。3200mは完全にラブリーデイの守備範囲を超えており、参考外の一戦と言ってもいいレースで、昨年勝った宝塚記念に騎乗した前回はベストの2200mだが4着精一杯。

この馬には日本人ジョッキーが合っている。主戦の川田騎手とがやはり最も手が合う。しかし、今回もルメール騎手とのコンビで、川田騎手はラストインパクトに騎乗の予定。ルメール騎手も、ハーツクライを追い込みから先行に変え、2005年有馬記念でディープインパクトを破った事があるように、非常にクレバーなジョッキー。今回、全く作戦がないと言う事はないだろう。ラブリーデイの相棒はルメールしかいないと言わせる程のインパクトのある競馬をして欲しい。1番人気はキタサンブラック確実視される。2番人気をサウンズオブアースとラブリーデイが競り合う事になるが、人気はいらない1着が欲しい。