ラングレー洛陽S快勝でマイル界の新星へ

2月13日(土)、京都で開催された洛陽Sを快勝したラングレー(牡5 栗東・矢作厩舎)。初めてのオープン勝ちを決めるとともに、これでマイル路線へと転じて3、1、1着。もう適性がハッキリと確定し、春の目指すべき路線は決まったと言っていいでしょう。

レースは、すんなりとニザエモンが逃げる形でバッドボーイが2番手と大方の予想通りの展開。決め脚勝負のラングレーにとっては願ってもない流れとなったわけですが、今回新たな一面を見せたところと言えば、2着エイシンブルズアイに一旦出られるも差し返した勝負根性。

お坊ちゃん気質で、根が強いタイプという印象がなかっただけに、これは成長の証しと見ていいでしょう。勝ち時計1分34秒4は決して威張れるものではありませんが、前半3ハロン通過が36秒4。これは、洛陽Sがオープンへと昇格した全5年で一番遅い流れだったわけで、全体の時計が遅くなることは仕方がないところ。今回は結果を出したことと、新たな一面、新たな可能性を示したということで、時計は二の次で大丈夫。

父ディープインパクト、母父ストームキャットと言えば、ダービー馬キズナに昨年の香港Cを勝ったエイシンヒカリなどが有名ですが、この血統は年を重ねることにマイラー色が強くなる傾向にあります。ラングレーの真価発揮もやはりこの条件だったということ。この後、順調なら今年のマイル界の中心を担う存在になれる馬。モーリスとの対戦が今から楽しみです。