【京王杯2歳ステークス2021予想】過去の好走牝馬と共通点の多いラブリイユアアイズ、無敗の3連勝で桜花賞へ!

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東京の土曜メインはG2重賞の京王杯2歳ステークスです。2歳馬の重賞は、札幌2歳こそ1800mですが、小倉、函館と1200mが続き、少しずつ距離を伸ばしながら年末の1600mG1、そしてその先のクラシックに向けて馬の適性路線を決めていく重要なレースが続いてきます。今後の路線の選択肢が狭まってくるかもしれない大事なレースに、今年は14頭の馬が出走してきました。

そんな中で注目しているのは、ロゴタイプ産駒の牝馬ラブリイユアアイズです。

その理由は、ラブリイユアアイズが過去の牝馬の好走馬に似てG1で活躍する素質を秘めているからなのです。昨年の出走頭数が18頭でうち牝馬が5頭、今年は14頭中4頭と例年出走馬の割合的に牝馬が少な目です。そんな中、過去10年間で牝馬ながら3着以内に入っているのはたった2頭ですが、その2頭が2016年のレーヌミノル(2着)、2018年のアウィルアウェイ(2頭)で、レーヌミノルはその後桜花賞を制し、アウィルアウェイは古馬になってからスプリンターズステークスで3着に入るなどG1級の能力を持っていたことがわかります。

実はラブリイユアアイズは、その2頭の牝馬に共通する素質を秘めているのです。まず臨戦過程ですが、好走した牝馬2頭が2戦2勝で臨んできていましたが、ラブリイユアアイズも2戦2勝で臨んできました。そしてその2戦で騎乗していた騎手がそのまま京王杯でも騎乗しているのですが、ラブリイユアアイズも団野騎手が3戦連続で騎乗してくれます。しかも団野騎手は9月6日から10月18日まで海外遠征をしていて、ちょうど戻って騎乗できるのですから、ここで快走するのにタイミングもばっちりです。

血統面を見ても、レーヌミノルのお父さんがダイワメジャー、アウィルアウェイがジャスタウェイ、そしてラブリイユアアイズのお父さんがローエングリンでこのお父さん3頭に共通するのが東京競馬場でのG1勝ちがあるということです。血統的にもこれまでの好走牝馬に共通しているのです。

また共通点以外でも注目したいのが、母オープンユアアイズの存在です。オープンユアアイズは500kgを超える馬体が魅力の期待馬でしたが、3戦して1勝に終わっています。ただその1戦がなかなか厳しいペースを先行して、しぶとく勝ち切る強い競馬を魅せていたのですが、ラブリイユアアイズの前走も、2番人気でルメール騎手が騎乗した馬が直後で脚を溜めていて、いつでも差せるレース展開だったのですが、直線では差されずしぶとく勝ち切りました。能力的にもかなりのものがあり、クラシック路線に乗ってきてほしいような馬だなと感じたものです。

ということで、今年の京王杯2歳ステークスは過去の牝馬好走馬と共通点が多いラブリイユアアイズが、お母さんオープンユアアイズ譲りのしぶとさを活かして無敗の3連勝で桜花賞戦線に名乗り出てくれることに期待して応援したいと思います。