【府中牝馬S予想2018】リスグラシュー条件好転

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今週土曜日は東京競馬場で牝馬重賞の「府中牝馬ステークス」が開催。今年は昨年の秋華賞馬のディアドラを筆頭にG1馬が4頭も集まり、レベルの高いメンバーが揃った。

G1馬ではないが、G1で2着4回の経験があるリスグラシューも有力馬の一角だ。G1戦での活躍は目覚ましいものがあるが、今年の2月に東京で行われた東京新聞杯を勝利して重賞初勝利をあげたばかりで、実績としてはG3馬になる。そのため、斤量は54キロと軽くなる。ディアドラやジュールポレールは前走から1キロ増えて56キロとなるが、リスグラシューは前走から2キロ減っての54キロ。レベルの高いメンバーが揃った中でここまで斤量面の恩恵があるのは大きい。

さらに、東京コースは1800mは未経験だが「2-1-0-2」とコースの相性は良い。3~4コーナーの勝負どころで反応が鈍い一面があり、エンジンのかかりは遅いタイプ故、距離が長くなるのは良いだろう。さらに、左回りでは序盤から伸びているという特徴もあるので、東京コースならなおさら期待できそうだ。

また、前走の安田記念はやや流れた中で8着に敗れたが、2走前のヴィクトリアマイル(2着)と、3走前の阪神牝馬S(3着)ではスローで好走している。1800mならマイルよりは前半もゆったり入れるだろうし、府中牝馬Sは過去の傾向的にもハイペースになることは滅多にないので、しっかりと出し切れる競馬ができるのではないだろうか。

鞍上は、主戦の武豊騎手から初コンビとなるM.デムーロ騎手へと乗り替わりとなる。しっかりと追ってくれる騎手だし、信頼度は高い。

この後のG1を目標にしているならここは叩きの可能性もあるし、約4か月ぶりと久々なのも少々不安だが、全体的に好転する条件が多く、ここは好勝負すると予想してリスグラシューは重い印を打ちたい。